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2013年6月20日 (木)

文系出身者の無謀な挑戦!パワー・アンプを修理!

昨夜、昨日のブログについたコメントを眺めつつ、「この調子の悪い、どこか壊れたパワー・アンプの電解コンデンサの交換ぐらい、オレでもできっかなぁ〜」などと、力量にそぐわぬ妄想を抱いておりました。
そして今朝になって、それは決意に変わっていました!!(・_・)エッ....?


とは言え、手持ちの電解コンデンサはポータブル・ヘッドホンアンプを自作するために買ったものばかり。
容量はともかくも、全て耐圧が低い!




Hma8300repair01



一覧にまとめると、こんな感じ...




                                         
容量(μF) 耐圧(V) 個数
1000 25 6
1000 16 10
47 25 4
10 25 4
4.7 50 6
4.7 2.5 12



「それでも交換できるスペックが使ってあるかもしれないし、基板の清掃をやるだけでも意味があるかも」と無駄になるかもしれない期待を抱きつつ、「腰に悪い!」と、またぞろパワー・アンプ Lo-D HMA-8300をラックから引きずり下ろすのでした。
まずばらすにしても、後で組み上げられなかったら大変です。
なので今回は念には念を入れ...



Hma8300repair02




私だってやる時はヤルんです!!(`ε´)
で、基板があらわになりました。



Hma8300repair03



基板をフロントパネルごと動かさなければ、作業スペースができません。
その為に、電源ユニットから伸びてきているコネクタ類を外します。




Hma8300repair04



この時、驚いたことに、コネクタ内部の端子は焼けて真っ黒!!



Hma8300repair05



いったいこのパワー・アンプは、今までどんな目に遭ってきたのでしょうか?
これは後で、エタノールを使い、シコシコと綿棒で洗ってやりましょう!
これはハンダ付けされていました。
右CHのラインです。



Hma8300repair06



これは外さなくても作業できそうなので、このままに...



写真撮影を忘れましたが、正面から向かって右側部分に使われている電解コンデンサに、手持ちのパーツで交換できるスペックのものがありました。
10μF/25Vが4つと、47μF/5.3Vが4つ。
10μFはまさにそのものズバリが4つあります。
47μFは耐圧25Vが4つあります。



Hma8300repair08




耐圧が低いと問題ありですが、高い分には問題なし!
ということで...


Hma8300repair07



8ヵ所の電解コンデンサを新品に交換です!
しかもチャンとオーディオ・グレード!
もうこれだけで、今回挑戦した甲斐があったというものです!
( ^ω^)おっおっおっ



さて、次は基板の清掃です!



Hma8300repair09



なんでこんなにヤニみたいなものがたくさんこびりついているのでしょう?
しかも、全体にではなく偏ってます。
例えば...



Hma8300repair10


三端子レギュレーターのある裏側あたり。
そしてなぜかここが...



Hma8300repair11



何があったのでしょう?
異常なのはこれだけではありません。
基板の裏側に実装されているフィルムコンデンサと思わしきものが、全て焼けて汚れています。



Hma8300repair12



これなどは...




Hma8300repair13




裏側を見るとこうなっておりまして...




Hma8300repair14




後で基板を清掃して分かったのですが、回路を覆っている被膜の一部が破れていました。
接していた回路とこのコンデンサが、被膜越しにショートした跡です!
これなどは、この状態で先端が焼けている...



Hma8300repair15



フロントパネル部分とショートしたと思われます。
他にも意味不明の痕跡が...



Hma8300repair16



修理の跡とは思えません。
急遽、設計に修正が加えられたのでしょうか?
などと、色々と問題は散見されましたが、それこれもエタノールと綿棒を使って、セッセと基板の清掃を行った故。
異常を発見する上で、こういう当たり前の地道な作業が大切なんだなぁと思った次第です!
(ちなみに基板の表側はキレイそのもの!目につく限りの電解コンデンサを一つ一つ目視でチェックしましたが、液漏れや膨張など、一つも見られませんでした。基板裏のフィルムコンデンサは、基板とフロントパネルの間にくるように足を立ち上げてから組み上げました)



Hma8300repair17




さて、組み付ける前にコネクタ端子の清掃をしておりましたら、とんでもない、本当に本当にとんでもない事実が判明しました。
ハンダごてを当ててもいない(つまり今回の整備で全く手を触れていないはずの)抵抗の足が、基板から片方、浮いているではありませんか!
しかもよくよく見ると、その足にはハンダが全く付着してません!

(あまりに驚いて、写真撮影を忘れてしまいました!)
その裏側にはフィルムコンデンサが実装されていて、それはしっかりとハンダ付けされていました。
もう慌てて、この抵抗の足を、しかるべき箇所にハンダ付けしましたよ( ̄Д ̄;;



Hma8300repair18


もうね、端子の清掃をしてよかったなと、つくづく思いましたね!
でなければ、こんな事に全く気づくわけないもん!
やはり基本は大切ですね!!
こんな電気の素人でも気づくことができたんですから。

先日のブログでも書きましたが、この時代の部品実装は全て手ハンダ。
だから当然のことですが、作業従事者の熟練度などで品質にばらつきが出るわけです。
今回は品質のばらつきどころが、ものがそもそも不良品だったということが、発売から30年近く経って分かったというお話!(1976年発売の製品です)
たまたま抵抗の足が基板の穴にはまっていて、裏側のコンデンサの足に触れて正常に機能していたから、品質検査に引っかからなかったのでしょう。
でもハンダ付けされていないのですから、ユーザーの手に渡って、アッチコッチに移動させていく間に、接触不良を起こしたりするわけですよ。
抵抗器とフィルムコンデンサが抱き合わせで実装されていましたので、おそらくはローパスフィルタだと思うのですが、これで左CHからチリチリとノイズが出てきていた原因でしょう。
また、この不良のために正常な動作に支障をきたしていたのかもしれません。
(回路図がないし、あったところで読めないので分かりませんが)
だからユーザーはなんとかまともな音を出したいと、私もそうしたように、一気に過大な入力を入れてショックを与えてみたり、本体を叩いてみたりしたのでしょう。
それを示すのが、あの基板裏のフィルムコンデンサのショート痕!!



オイ!日立!
笑い事じゃないぞ、コレ!



と、天下の日立電気に一喝を入れながら、組み上げておりましたら...




Hma8300repair19



ポロリとボルトが断裂!
あれぇ〜?( ̄○ ̄;)!

そんなにトルクをかけたつもりはなかったんだけどなぁ...
今までに何度も緩められたり締め付けられたりしてきて、劣化していたのかもしれませんね(;´д`)トホホ…



今回、交換した電解コンデンサ達です...



Hma8300repair20




耐圧が低くてもいい部分のパーツだし、他の高耐圧(例えば100Vとか)に比べたら劣化は小さいかも。
でも30年近くも実装されていたのですから、交換しておくにこしたことはありません。
しかも今まで実装されていたのは、工業製品グレードのものらしい(とコメントで指摘された)。
今回載っけたのはオーディオ・グレード!



さて、それで元に戻してどうなったかというと...



Hma8300repair21



「ん?なんかあったの?」って感じで、何一つ問題なく、元気いっぱいに音を奏でてくれています!
やったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!ヽ(´▽`)/



どうしよう... 今回、笑いがない... いつものオイラらしくない... どうしよう...
(´Д`;≡;´Д`)アワアワ

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コメント

ジャイアン 様

 やれば出来るのに、出来ない振りをして、本気を出せば「おちゃのこさいさい!」じゃないですか!!(大爆笑!)。


 ま、冗談はさておいて、コネクターの緩みは、輸送中の振動等、それだけ経年していると「有っても、おかしくない」ですし、フィルム・コンの被服が劣化していてもおかしくはない状況ですね。本来こう言う箇所に(Copper Trackサイド)、追加部品を施す場合は部品自体の被服では経年変化による「劣化」が心配されますので、ヒート・シュリンクチューブを被せるとかの対策をした上での部品付き兄心掛ける必要があります。この辺りは、この様な部品追加時に経年変化による対策を余り考慮していなかったのでしょう。勿論、部品の半田付け以前の問題で、抵抗のLead Wireの片側が半田付けされていないのを見逃したのは、当時の「ICT(In Circuit Tester)の検知確認の不備に他ならないのは確実です。


 予測でしか有りませんが、多分、木ハンマーで一時期蘇る現象と、ボリュームを一旦大きくした後に見かけ上、元に戻るのは、降る無根が原因だとは言いませんが、コネクタにしてもフィルム・コンにしても、振動による一時的な接触(逆に言うと、接触不良)がショックで一時的に繋がり、また、電流通過量により、熱膨張で、絶縁不良となった部品とCopper Circuitの接触状態が離れ、結果、一時的な「よさげな状態」を再現していたのでしょう。


 ま、いずれにせよ、大した「英断」だと思います。ブロガーの皆さんから笑いは取れないでしょうが、良いReferenceになったと思います。


 しかし、一昨日の「ボリューム抵抗」の奮闘記の写真光景からすると、今回は、結構慎重に作業されてたのだろうと言う光景がリアルに頭の中にイメージ出来ました(笑)。冗談の様な気質のジャイアン様が、真剣に分解点検・修理・・・その姿を想像すると・・・ある意味、その真剣に取り組んでおられる姿を想像すると「にやり!」と笑ってしまいます(大爆笑)、失礼!


Jim.

> Jimさま
能ある鷹は爪を隠す!
能あるバカは本性を隠す!(´,_ゝ`)プッ


綿棒でシコシコと基板を洗浄する後ろ姿をお見せしたかったですよ!
中年オジサンの哀愁ではなく、ミニ四駆に夢中になってるガキと同じ空気を醸し出していたと思いますo(*^▽^*)o
大概のトラブルは、理詰めで追い込んでいけば原因は自ずとあぶり出すことができる。そういうことを、Macがまだ漢字Talk7の時代からOS9に至るまでの期間に、大いに学ばせてもらいましたからね。

すばらしい!う~ん…確かに今までとは違うアプローチですが…。ハッキリ言わせていただきますが、笑えますょ(笑)

> まっぱさん
イエイエ、コレぐらいで笑ってはいけません!
次のネタの方がよほど笑えます!!( ̄▽ ̄)

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