« ラズパイDACのポータビリティ度を上げる 〜その2〜 | トップページ | 一人ポタ研(SabreBerry+追記として) »

2016年2月13日 (土)

ラズパイDACに活を入れる その3

このエントリーからの続きであります!


このエントリーで天の声が届きまして、ならば試してみようじゃないかと、さっそく部品を取り寄せたのですが、その顛末を書く前に、チョイと寄り道をば...



今やカメラと言えば、デジタルカメラとかスマホでございます。
フィルム時代からカメラに親しんできた私には、「オォ!こんなことまで自分できちゃうのか!」と驚くばかりです。
昔ならラボにお願いをしてトーンを弄ってもらってプリントしてもらうような作業が、スマホ一台で簡単にできてしまう。
カメラに「現像ラボ」が付いているようなモノでして、昔のコストを考えると、とんでもないコストパフォーマンスです。

昔のフィルムってのは、製造会社ごとに発色に癖を付けてありまして、その癖がパッケージの色になっていました。
コダックなら黄色、富士フイルムなら緑とか...
それにはチョットした背景があるのですが、チョットなんだけど、語るとなると長くなる。
なので、今回は割愛w



今のデジカメ、スマホは、誰が撮影しても、誰に見せても恥ずかしくない画像を吐き出してくれます。
もちろん、恥ずかしくない写真を撮影している限りにおいて、ではりますがw
そんなことが、シャッターを一押しするだけで、または画面をタップするだけで簡単にできてしまうのは、その背景にとんでもない量のノウハウを集積して作り上げられた「画像生成ソフト」があるからでして、コイツの開発が一番大変なのです。
ただ単純に、レンズと受光素子を並べれば、画像を吐き出してくれるわけではありません。
しかし、一般にデジカメやスマホの撮影スペックが語られる時、レンズ構成や開放F値、受光センサーの大きさや画素数、種類は語られることがあっても、実際に画像を生成するソフトについて語られることは、まずもってありません。


私は、自分でカメラ趣味にはまったこともありますし、長らく印刷物制作の仕事に携わっておりましたので、その中でも数え切れない数のプリントされた写真、現像されたフィルム、時には印刷物、そしてある頃からはデジタル画像をいじくり回してきました。
提供される画像に、幾たびも悩ましい思いをしたものです。



で、なんでこんなことを、カメラとは関係ないこんなブログで書くかというと、DACチップと、そのDACチップで構成されるD/A回路ってのは、結局のところ、そのDACチップやそれを含む回路を、どのような意図というか、音のイメージをもって作るかにかかっているのだなと、思ったからです。



そして、やっとここでお話が、頭に戻るわけでございますw
長いこと引きずり回して、ゴメンナサイι(´Д`υ)アセアセ



天の声に従いまして、さっそくコレを購入致しました。




Pmlcap_01





後ろに1000µF/6.3DVCのOS-CONが見えますが、今のところは軽く無視しておいてくださいw



念のため、二個、購入しました。
一個70円と、廉価ですし、この手のチップ部品は、チョットした力加減で、簡単にどこかに飛んで行ってしまい、お隠れになります。
事実、今回もピンセットでつまんでいたら「ピ〜ン」と飛んでっちゃって、探した探したw
幸いすぐに見つかって、二個目のパッケージを開ける必要には迫られませんでしたが、ま、そんな不測の事故に備えて、二個買った。
(余った一個は別の用途に使いましたが、その顛末はいずれ書きます)
何が悲しかったって、買ったブツの価格よりも、送料の方が高かったことですね(;´д`)トホホ…




コイツを、天の声に従いまして、ココに載っけます!




Pmlcap_02




既に載っかってるチップコンと交換でもヨイ!との事でしたが、作業の難易度は上がるので、アドバイスに従って上に載っけることに!
で、こうなりました...




Pmlcap_03





エ?
分かんない?
ならば、拡大をば...




Pmlcap_04





分かりにくいですね!
茶色のチップコンの上に、黒い薄膜高分子積層コンデンサが載っかっているのが分かるでしょうか?




実はこの作業、先週の早い時期に行っていたのですが、このエントリーを書くのには、ちょっと慎重を期しました。
なぜって、音の変化が、とても表現しづらいから(@Д@;
これは慎重にやんないと、誤解を招きかねないぞと思ったから。
色んな音を聴いて、他のDACとも聴き比べたりして(?)、「やはりそうなのかも」と自分で合点がいくまで時間がかかったのです。
結局、最初に私が抱いた印象が、実際にそうなのか確認するのに、時間がかかちゃった。



一聴では、薄膜高分子積層コンデンサを載っける前との違いは、分からないかもしれません。
また、人によっては「載っける前の音の方が良かった」と思うかもしれません。
私も最初は「アレ?聞こえなくなった」と思った音がありました。



でもそれは、アレコレ試してみて、実は違うことに気がつきました。



例えば、前回のエントリーで書いた、この曲...




Tchaikovsky_1812_ouverture_solennel





チャイコフスキーの『祝典序曲1812年』で出だして「その合唱の冒頭部分で、ごくごく低いレベルでホールに響くバスの音が、もうもの凄い!」と書きました。


それが、薄膜高分子積層コンデンサ追加後は、バスの声だけでなく、他のパートの声もしっかりとホールに響き渡って聞こえ、バスの声は、バスの声がおさまるべき場所に、おさまるべきレベルと響きで、バランス良くおさまって聞こえる。
そんな聞こえ方に変わりました。

つまり、バスの声だけが、ホールの床を這って響くような特徴的な聞こえ方ではなくなっていたのです。(その響き方が、私の耳には気持ちよかったんですけどねw)
そしてこの音の鳴り方が、CDにパッケージされるべきマスター音源を制作した製作者の意図だったのだろうと、色んな音を聴きまくって、最終的に自分の中で合点がいきました。


そりゃそうです。
バスの声ばかりが引き立って聞こえるとか、そっちの方がバランスを欠いた音の鳴り方であるはずですから。
世の中、私のような嗜好性の人間ばかりじゃありませんもんw


その他、トライアングルの音にしても、タンバリンの音にしても、載っける前は「ハッ!」とさせられる響きがありましたが、載っけた後は、普通におさまるべき部分に、おさまるべきレベルと響きで、ちゃんとバランス良くおさまって聞こえるという、そういう結果になりました。
つまり、ものすげぇ〜普通の結果に落ち着いたのですよw


その他、このDACチップは、弦楽器の弦が「鳴く」音まで聴かせてくれるなぁ〜と、感心するやら、気持ちよいやらだったのですが、その部分も、とりたてて強調されることなく、しかしそれでもチャンと弦が「鳴く」のは聞こえる。
そんな感じになりました。
(弦楽器で音を出す場合、弓を弦にこすり合わせ始める瞬間に、瞬時に音が起ち上がって響くように、手首のスナップを効かせて弓を動かし始めます。その時にチョット弦が「鳴く」のです。その鳴き方は楽器によって多様であり、それがまたいい味なのです。管楽器の場合だと「タンギング」と言われる舌使いで、音の「頭」を強調します。そのようにして発音させた方が、人間の耳には「いい音」に聞こえるのです。木管(バリトンサックス)も金管(トランペットとホルン)も弦楽器(コントラバス)も経験してきたジャイアンですw)



つまり、より音源に忠実に音が鳴るようになった。
そんな風に、私は感じます。



薄膜高分子積層コンデンサを追加する前までは、DACチップの動作に、ごくごく若干の曖昧さがあったのかもしれません。
その若干の曖昧さ。
それが、一部の音を際立てさせ、それが私の耳には「心地いい」と感じられた。
そういう事なのだろうと、私は解釈しました。


だからといって、私はこの薄膜高分子積層コンデンサを取っ払おうとは考えていません。
しばらくは、この音につきあってやろう!と考えています。
飽きたら取っ払うかもしれませんが、たぶん、このままだと思いますw



上に色々と書きましたが、私の実感としては、誰にも彼にもかまわずにオススメできる方法ではないないなぁ〜と感じた次第。
また、SabreBerry+に採用されているES9023Pってのは、随分と音源に忠実に(味付けを行わずに)音をD/A変換させるDACチップなのだなぁ〜とも、感じた次第です。
それは、その昔、イーストマン・コダック社のカラーフィルム・パッケージが黄色であったり、富士フイルムのソレが緑色であった事に通じるものを感じましたし、デジカメというハードの裏方でデジカメをデジカメとして機能させている「画像生成ソフト」をも連想させます。
膨大なノウハウの集積の上に、音源の忠実再生のために黒子に徹することを目的として開発されたDACチップ。
そして、その性能をさらに引き出した、今回の作業だった。
そんな風に感じます。


さて、SabreBerry+にはこの先、電源生成部のOS-CONを1500µF/6.3Vに取っ替えてみようかなぁ〜、などとは考えていますが、それ以外はコレでいいんじゃないかなと思ってます。
なので、仕上げに入っちゃいますw




まず、SabreBerry+の基板裏、DACチップと液晶発振器の裏側あたりに、例のオカルティックでふざけた名称の「ノイズフセーグ」を貼りまして...




Pmlcap_05





さらには、ケースの上蓋の裏側にも、ベッタリと貼り付けました...




Pmlcap_06






ま、気休めではありますが、ジッターの原因になり得る電磁波からDACチップを守ってるぞぉ〜!的なおまじないってことでw



起動ディスクを64GBにしましたし、ケースもよりミニマムで携帯しやすい形状のモノに替えましたし、ポータブル・オーディオのお供はコイツで決まり!って感じです!



ところで、このC7って、ロジック回路駆動用電源供給部のパスコンじゃないのかなぁ〜


ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 PC家電ブログ Macへ 



« ラズパイDACのポータビリティ度を上げる 〜その2〜 | トップページ | 一人ポタ研(SabreBerry+追記として) »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラズパイDACに活を入れる その3:

« ラズパイDACのポータビリティ度を上げる 〜その2〜 | トップページ | 一人ポタ研(SabreBerry+追記として) »

フォト

本日のアクセス累計数


Twitter


カテゴリー

  • おすすめサイト
  • アニメ・コミック
  • オーディオ
  • パソコン・インターネット
  • ファッション・アクセサリ
  • 住まい・インテリア
  • 携帯・デジカメ
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 趣味
  • 音楽
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

ブログランキング

アフィリエイト

  • Amazon ウィジェット
  • 楽天アフィリエイト
  • Amazon アソシエイト