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2017年3月10日 (金)

HITACHIの仇をTOAで返す!(これで最後の其の九)

たぶんこれで、このシリーズは最後ですw
TOA P-150Dとは、もう全然関係ない内容になってますしw



しかし、やはり悔しいのは、音への色づけにとP-150Dの前段に置いた、この真空管ヘッドホンアンプが発するハムノイズです!





Mdf_02






でも、少々頭を冷やして考えてみると、コイツはヘッドホンアンプなんです。
プリアンプ出力も持っていますが、それはいわばオマケ機能。
そしてヘッドホンはインピーダンスを持ってます。
つまり「ロー出し・ハイ受け」が前提で作られているアンプです。
(コイツでイヤモニを鳴らす酔狂者はいないでしょうw)
その出力信号を、入力ゲインゼロ(つまり敢えてロー受け)でP-150Dにぶち込んで楽しもうとしているわけですから、もう既にその段階で無理がありまくりなのかも知れません。
(つまり私は、これでイヤモニを鳴らす以上に酔狂なことをしようとしているのかもしれません)
そして今までの処置で、P-150Dの入力ゲインを6dbも絞れば気にならない程度に、既にハムノイズのレベルは下がっています。
だったら絞っちゃえばイイ!



でもそれでは、前にも書いたように、この真空管アンプの一番美味しい上澄みをドブに捨てるようなものなんです!
それをしたくないから、音声ラインにも除電テープまで巻き付けました。
外来ノイズが音声信号に混入するリスクを、ほんの少しでも残したくなかったからです。
なのに、なのに、やっぱり肝心の真空管アンプがノイズ源(ーー;)
今回は、その最後の足掻きを記したいと思います。





先ずは、P-150Dのオペアンプ発振を抑え込んだ経験から、負帰還回路に搭載されている抵抗に除電テープを貼ってやりました。





Hamnoiseelimination_01



Hamnoiseelimination_02






たぶんこのコンデンサの手前で、基板から浮かせるように搭載されている34KΩの抵抗が、それだと思うんですよね。
その脇に、出力管に空中配線されてる220KΩの抵抗にも貼っちゃいました。




もうこの際、プリ管の抵抗にもと...





Hamnoiseelimination_03





金皮なヤツにだけ貼ってみた。




プリアウト端子の裏側にも...






Hamnoiseelimination_05





加えて、トライダルトランスの下部に当たる部分、オイルコンデンサの上や、出力トランスの下辺りに当たる部分にも、コアブリッドBを置いてみた






Hamnoiseelimination_04






これで、また少し、ハムノイズのレベルが下がりました。
でも、まだ聞こえます。
私の耳には、まだ「耳障り」に響く音が残ります。





なので、やはりコイツには、ヘッドホン駆動を前提に、それなり品質のトランスが搭載されているんだろうと、ブッチャケちゃいまして開き直りまして、トランス全体をチャンと被うように、コアブリッドBを追加してやりました。






Hamnoiseelimination_06






それでも、それでもです、ここまでしても、まだ私の耳には「耳障り」に響くハムノイズ...
レベルそのものはさらに下がりましたし、そのノイズの性質も角が取れつつあるというか、倍音成分が低減しているのは分かるのですが、こんなんで私はまだ満足できない!




で、たぶんこうなるだろうと予想して、残しておいたコアブリッドBを、全量、トライダルトランスの真下に当たる部分に追加...







Hamnoiseelimination_07







トランスの品質を疑うからには、この辺りからの磁束漏れも疑わざる得ませんから。




そして、この最後の残りっ屁のような一手で、やっと満足できるレベルまでハムノイズをそぎ落とすことができました!
これでP150Dに接続しても、3時くらいまでならボリュームを開けられる程度にまで、ハムノイズを落とせました!
(つまりまだ残っているということです)




しかぁ〜し、問題はこの後だった...




この真空管アンプに入力用のラインを接続すると、やはり気になるレベルのハムノイズがスピーカーから...
HP-A8の電源ON/OFFにかかわらず...
無接続のchを選んだ時だけ、ハムノイズも気にならないレベルまで下がります。
もう「なんでやねん!」ですね(;´д`)トホホ…





もはやココまで!ですねw





近所の先輩からは「トランスを交換すりゃイイじゃん」とか「トランス裏のコンデンサの容量を増やして、ついでに並列にしてみては」とか、二人して「ついでにトランスの入ってる部分にエポキシ樹脂とかアクリル樹脂でも流し込んで固めてやろうか」とか、色々アイディアは出ました。
出ましたが、そもそもがこのアンプにそこまで手間とコストをかける意味があるか?という結論に。
なんたってコイツは、ヘッドホン駆動用のアンプなのですから。
ヘッドホンさえ駆動できればいいアンプなのですから。
それなのに、入力ゲインを完全に絞った状態のパワーアンプに、そいつの音をツッコもうとすること行為に、やはり無理があるんだと、改めて思い知らされた次第です。
(それでもノイズレスな真空管アンプを望むなら、一からパーツを厳選して、キット品でも組んだ方が、コストも手間もかけ甲斐があるってもんだ!やらないけどね!)




だから、色んなパターンを試してみて、妥協策をとることにしました。




まず、色々と試しましたが、やはり...




P-150Dの入力ゲインは2dBたりとも絞らない!
(最初の1目盛が-2dBなんですw)



P-150Dのアッテネータを目盛にして2つ、4dB絞れば、聴感上の耳障り感はなくなります。
(最初は-10dBまで絞らなきゃならなかったんだから、これでも随分と改善したと言えるでしょう?ねぇそう思わない?思ってよそこのアナタ!)
でもそれでは、入力ゲインを開放にした時に聴ける、あの真空管ならではの「面白さ」まで絞ってしまうことになります。
少なくとも、私の耳には「面白さが削がれ」て聞こえます。
それじゃぁダメなんです!
今までやってきた試み、全否定になっちゃいますしね(ーー;)
(ワタクシ、事がオーディオになると「小林さんちのメイドラゴン」トールたん並にワガママになります!)




なので、使用時間帯によって真空管アンプのボリュームの位置を変えることにしました。




環境音の多い昼間は、1時!
静かな夜間は、11時!



HP-A8に表示されるゲイン値を頼りに、私の耳で比べてみて、10dB弱の違いがあるようです。
(まぁ結構いい加減な比較です)



この設定で、例えば茅原美里さんで「優しい忘却」とか鳴らしてみますと...





Sanctuary_minori_chihara_best_album





背景の優しい伴奏音に囲まれて、スピーカー前面の真ん中に「ポウ」っと茅原美里さんの声がたちのぼります。
曲終盤の歌唱表現に、優しく力感を込められていくかすかな変化も感じられます。



笑っちゃったのがコレで...




Sparkling_daydream





今さらの「中二病でも恋がしたい!」で申し訳ないんですが、OP曲「Sparkling Daydream」序盤、ZAQ姉さんの歌唱に被せるように、ピアノ「風」の音が高域から低域へと、左上から右下を目がけ流れていきます。
その時の音、ヴォーカルの前で鳴っている。
もっと言えば、リスナーの目の前をかすめるように音が飛んでいく。
そんな風に、このシステムだと聞こえます。
そんな風に聞こえて、もう自分の膝を叩いて笑っちゃいました!w
これってヘッドホンやイヤホンでは、たぶんこんな風には聴き取れない、スピーカーならではの醍醐味だと思うんですよね。
(もう普段から何を聴いているんだっていうラインナップですねw)



茅原美里さんのヴォーカルよりも、ZAQ姉さんの方がもう少し後ろ、位置的にはスピーカーのちょうど真ん中あたりにいるようなミキシングがされているように、私の耳では聴き取れます。
ちなみにこの時の再生環境の頭は、msBerryDACなラズパイDACで、MoOdeです。
もっと分析的な音を聴かせてくれるSabreBerry32なら、また違った風に聞こえるかもしれませんね。
(こちらは現在volumio2で運用中。UIがなんかオカシイんですけど、SabreBerry32を鳴らすなら、MoOdeよりVolumio2の方が「カチッ」とした音で、よりSabreBerry32らしいって感じw 起動が重いのが難ですけどね)
で、実際にSaberBerry32で「Sparkling Daydream」再生させましたが、上のような音表現を、より分かりやすく楽しめます!
こりゃオモシロいwww



とても楽器の定位感が良好です。
分離感も非常に良好で、今さら「エ?こんな音あったの?」と驚かされることが。
(SabreBerry32だと良好すぎて「聞こえすぎ?」と感じられるぐらい)
(アニメ視聴時も、セリフやBGMが端々までシッカリ聴けるので、とても視聴自体が楽しいです!アニメ視聴時はHP-A8が頭)
ヴォーカル曲だと、ヴォーカルを引き立てるようにミキシングされているのが良く分かります。
よってヴォーカルも、より「らしく」楽しめます。




私にとって大切な低域も、嫌みにならない程度の必要十分な量感と、尾てい骨で感じられる響きを堪能できます。
笑っちゃうぐらいイイ!

(思わず笑みがこぼれちゃうんですよね。昨日はColdRainのライブ映像を爆音再生させましたが、ドラムの並々ならぬ力量に圧倒されて、ずっとドラムばかり観てましたw そうしたことが分かる程度には出ている低域です)
中高域にいたっては...私の聴覚が快感を覚えます!w
全体的に非常にバランスの取れた出音になりました。
再生音量を絞っても、音まで細くならないし、音の分離感が損なわれることも少ないので、ほとんどの音がチャンと耳まで響いてきます。

(この辺はツインモノの恩恵が大きいかも知れません)
そして、頭の上に何もないという開放感!
耳の中に何か入っている違和感とも無縁!
ポータブルからオーディオ趣味にはまってきた私「らしからぬ」歓びに浸っていますw



ここまで手を加えた上での音について書き始めたらキリがないので、この辺で!
とにかく私自身が、スピーカーでここまで楽しめるとは思ってもいませんでした。
嬉しい誤算ですw
最初は、Lo-D HMA-8300を落とせなかった腹いせに、その資金でP-150Dに手を入れて遊んでやろう!ってのが発端ですからねw



しかし、P-150Dのハムノイズを完全シャットアウトできてから、私のマインドが完全に前のめり...
(パワートランジスタを吹っ飛ばしたあたりから、既にかなり前のめりでしたけど、あれは半分ヤケクソw)
結果として、スピーカーを駆動させるってこういうことなんだということを、実践で学んだような気がします。
外から部屋に帰ってきた時、部屋の中がホンノリ暖かいのには笑っちゃいますけどw
P-150Dって暖房機かよ!ってw
(電気代が大変なことにならなくてホッとしてます)




そして、せっかくツインモノでスピーカー鳴らしてるんだったらと、先輩からちょっと入れ知恵をされまして...




後日(たぶん早くても来月)、その顛末を報告できるかも知れません。
それまでオーディオネタとは(たぶん)アディオス・アミーゴですw






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コメント

ハム退治お疲れ様でした!もう少しで完璧なのが辛いところだと思います。
こちらの一連のシリーズ?を拝見して、こんな方法も有ったんですね、目から鱗という感じです。
最近の半導体の機材では、ミスが無ければハムに悩む事が少ないでしょうしね。
状況は全く違いますが、昔にモノパワーアンプのMcIntosh MC75 を使用していた時に、夜間に小音量のハムが気になっていた事を思い出しました。(プリは石アンプ)
当時ハム音以上に、音的に好みでは無かったので、修理しないで数年で手放してしまいました。
部品や回路変更は価値が下がると周りから言われて、なんて世界だと思い知らされました(笑)
その頃から真空管アンプと石のアンプの組み合わせは上手く行かなかった記憶が有ります。
原因はそれぞれ違うのでしょうが、根本のデバイスが全く異なりますから無理も無いとは思いますが・・・
さて今後の展開はドーなるのですかね?
私などはモノパワーアンプを使用してると、良いプリアンプが欲しくなりそーですが!
外れですか?

> ta_syumiさん
いつものご来訪とコメントをありがとうございます!
McIntoshのMC75とは、これはまた超弩級なパワーアンプを所有されていたんですねぇ〜!私なら構わず手を加えたでしょう。今だ高値で取引されているedition9とか、FOSTEX TH900にも、あんなことを平気でするようなヤツですからw 加えて、管球や電解コンデンサなど、経年劣化や寿命の問題を避けられない部品もあります。私なら喜んでハンダごてを握ったことでしょうw
ちなみに、今回トーンコントロールアンプとして使っている真空管ヘッドホンアンプ、チューブローリングも試してます。結局WEの421Aが一番いいやってことになったので、記事では取り上げませんでした。
今回、1つ学んだのは、やはりAC電源を使わざる得ない据置機器では、結局物量がモノを言うという事実です。P-150Dはピュアオーディオ用アンプではありませんが、こと電源に関しては(品質はちょっと脇に置いておいても)余裕のある物量がおごられていることが今回の結果に繋がっているのではと思います。スピーカーを駆動させることに特化させた業務用アンプならではですねw その土台があったればこそ、コンデンサやオペアンプを交換しただけで、これだけ気持ちよくスピーカーを駆動できるようになったのだと思います。
しかしそうした事実も、最近の高能率スピーカーユニットの登場で、かなり敷居は低くなっているんじゃないのかなと推察しています。TOAさんでさえ、業務用アンプにD級を採用する時代ですからねw

で、このP-150DとNS-200Mのシステムに、これ以上投資するつもりはないんです。投資できるなら、もういっそスピーカーから選定し直して、それをツインモノにぶら下げ、その上には高精度なアッテネータを介して(プリアンプは置かずに)プレーヤーを置く。味付けはプレーヤーやソフトで行い、そこから下流では一切味付けを行わない。実はかなり前からそういうシステムの構想は持っていて、スピーカーを除いた他の機器も「これならば」と思っているものがあります。決してメジャーではないし(ガレージメーカーのようなもんです)、そんなに高価でもないモノです。でも今は、この状態でイイです!十分に楽しめていますからw

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