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2017年3月 8日 (水)

HITACHIの仇をTOAで返す!(ハム退治の其の七)

毎日、色んな音楽を再生させて楽しんでいます。
例えばエルガー作曲 “行進曲「威風堂々」作品39 第1番”のサー・ロジャー・ノリントン指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の音源とか。
コイツ、本題名は “POMP AND CIRCUMSTANCE MARCH NO.1” で “LAND OF HOPE AND GLORY” の合唱を組み込んで演奏されることが多い、英国の第二の国歌とも言われている曲。
(邦題が「威風堂々」となったのには諸説があるようです)
聴けば「あぁ、あれか」と誰もが一度は聴いたことがあると思われる曲です。



この曲の最後の部分...





Pompandcircumstancemarchno125_1

(画像はIMSLPから)



この画像で言えば、左半分は合唱が被る部分で、右半分は管弦楽だけで一気に曲が盛り上がっていく最終部分です。
で、私が強調したのは、この部分...





Pompandcircumstancemarchno125_2





譜面上では同じDの音をチューバとコントラバスがユニゾンで奏でているように見えます。
見えますが、コントラバスが奏でる実際の音は、この譜面が示す音のさらに一オクターブ下の音。
周波数にして約40Hzぐらいです。
(コレぐらい低いと、もう耳でチューニングするのは無理w)
その40Hzほどの低音を、NS-200Mが全力で再生させる楽しさよ!www
もう「音」じゃなくて「空気の振動(ソレを音と言うんだが)」に感じます。
スピーカーを本気で鳴らすのって、ホンマにオモシロいですね!






とは言え、本体の中心に、バカでかいEIコアトランス(カットコアトランスだそうです)が何らのシールドも施されずに鎮座しているP-150Dでは、ハムノイズも結構スゴイ!
しかしその問題を差し引いても、P-150Dのスピーカー駆動力には、ただならないものを感じるんです!



その美味しいところだけを拾い出せないか?




そのオイシイところを存分に味わうために、1つずつ環境を整備していきましたというのが、今エントリーのテーマなのです。





先ずはラインケーブル!
今までは手持ちの自作RCAケーブルを、この変換フォンプラグを使って、P-150Dに接続させていました。






Cable_01






接点が増えれば増えるほど、音が劣化する可能性も高まります。
それではあまりに勿体ないなぁ〜ということで、専用のケーブルを作りました。
使用ケーブルは...






Cable_02



Cable_03






買い置きしてあったBELDENの88760。
パワーアンプ以外は、既に全てのラインがコレに統一されてます。
MOGAMIも使ってます。
全方位に渡ってシールドの抜かりがないのが、MOGAMIの音。
でも、なぁ〜んかつまんないんですよねぇ〜
(ジャイアンのひねくれ者!)
なので、敢えてのBELDEN88760です!w
ストレートに音が抜ける感じが(つまり色んな成分をこぼしまくっている可能性もあると言うこと)私的にイイ!



使用フォンプラグはノイトリックで...





Cable_04







RCAピンもノイトリック...






Cable_05






在庫さえあれば、どこよりも必ず安いサウンドハウスさんで購入。
そのサウンドハウスさんでさえ、このRCAは1ペア2千円近くします(ーー;)
でもねぇ、コイツはRCA端子への食いつきが良いんです!
(一応、色々試してきた結果の選択)
一度接続させると、ちょっと引っ張ったぐらいでは抜けません。
そして「さすがはノイトリック」と思うのは、フォンプラグもRCAピンも、作業性がとても良い構造!
失敗のない、確実な作業ができます。
(サウンドハウスさん、なぜか徳島県の阿南市から発送してきた。あそこにも物流拠点を持ってるのか?恐るべしサウンドハウス!音楽界のAmazonだなw)



で、組んだ...






Cable_06






一部、使い回しがあるもんで、傷のはいっているモノもあります(ーー;)
コレらの他にもう1ペア、短いRCAケーブルを、同じ組み合わせで作ってます。
(ハンダは間違って購入してしまった鉛フリーの銀入りハンダ。基盤には使いたくないですが、こういうライン製作にはうってつけですね)




BELDEN88760はとても硬いケーブルで、取り回し性が悪い!
しかし、食いつきのイイこのノイトリックのRCAと組み合わせると、その取り回し性の悪さを逆手にとって、都合いいようにラインを取り回しできます!
(電源コードと離したり、ラインケーブルとパワーアンプへのケーブルが平行して並ばないようにするとか)





こうして信号伝達環境を整えた上で、今エントリーの真打ち登場!






Staticelimination_01







アークスネットショッピングで購入した「コアブリッドB100%原綿 50g」と「除電テープ 1m」3ヶです。
エェ、「またかよ!」の静電気除去グッズの登場ですw




このコアブリッドBで、P-150DのEIコアトランス(カットコアトランスだそうです)を、そっくり覆ってやりましたw






Staticelimination_02



Staticelimination_03





下の写真は、パワートランジスタを全取っ替えした(写真の右側基板)個体になります。
開腹したついでに、アイドル電圧を再チェック!
(なので耐水ペーパーの固定方法が上の個体と違ってます)
十分に暖まっていることもあってか、調整時よりも正負方向に1mV程度、電圧が上下してました。
(そういうもんだよとオーディオの先輩からも言われました)
双方とも±6〜6.5mVぐらいでバランスが取れた感じ。
実は正負で0.4mV程度の誤差が出てるんですが、それを完全に調整するのがとてつもなく大変そうだったので、「それぐらいは許容範囲内だ!」と勝手に判断して、蓋を閉めちゃいましたw
(バランスが取れる直前が一番調整が困難になるんですもん)



先日の作業で耐水ペーパーで基盤を被ったのは、このコアブリッドBをトランス部分に入れる作業で、基板上のパーツが邪魔にならないようにするためでもありました。



で、写真ではビッチリとコアブリッドBを詰め込んでいるように見えます。
しかぁ〜し、実は手で塊をほぐし、薄く伸ばした上で、トランスを包んでいます。
たぶんEIコアトランス(カットコアトランスだそうです)1個当たり20gも使ってません。
2台に使った後も、まだ1/3ほど残ってましたから。



で、コイツの効力が絶大で、EIコアトランス(カットコ...もういいっかぁ〜)由来のハムノイズは、ほぼ除去完了!
ってか、パワーアンプに何の入力も与えなければ、ウンともスンとも鳴りません。
少なくとも私の耳では聴き取れない。
それぐらい、P-150Dの電源由来ノイズ問題は、これだけで解決してしまいました。
そして、バスドラの音がキモチイイぐらい出てくるように。
もうその変化だけで、ココまでの苦労が一気に吹き飛びましたねw
50gで4,320円もするブツですが、少量で効果があることや、その効果が絶大なことを考えると、これはもの凄くコスパの高いソリューションだと思いましたね!
おかげで、この後の作業に力が入ってしましたw




勢い余って試しにと、コイツにも少量、入れてみました。







Staticelimination_04







SabreBerry32とmsBerryDACの双方で同じことをしました。
そもそもRaspberry Pi由来のノイズに悩まされてはいなかったので、その効果のほどを実感するまでには至っていません。
(既に除電テープ使って対策してましたし)
msBerryDACについて一言だけ書けば、msBerryDACに搭載したHPAアンプの出力音が、さらに豊かになった印象を覚えます。

iFi-audioのiEMatchも併せて使っての印象です。
Wi-Fiドングルには除電テープを貼り付けてある状態ではありますが、この状態ならWi-Fi電波由来ノイズも、全く聞こえません。
最近はお外で鳴らすことがほとんどなくなってしまったので、これ以上詳しいレポートはできないのが、ちょっと残念かな。
(それくらいスピーカーを鳴らすのに夢中ですw)





さらに勢い余って、こんなところにも使ってみました。






Staticelimination_05







FOSTEX HP-A8ですねw
コイツに使用されているトライダルトランスは、磁束漏れが少ないのが特徴。
なので元々コイツがノイズ源になる可能性は低いのですが、マ、念には念を入れてということで、トライダルトランスが往年の林家三平の頭のようになってますw
他、ちょっと大きめな電解コンデンサーの頭には除電テープをチョコンと。
そしてHP-A8の肝になるDACチップ周りにも...





Staticelimination_06







写真の右上のAKMのDACチップが鎮座してるんですが、そのチップの上と、チップの電源にかかわるバイパスコンデンサの上にもチョコンとw
でも出音の違いは、私の耳では分かりませんw
ま、保険のようなものですね。





それよりも、問題はコチラです!





Staticelimination_07






トーンアンプとしてHP-A8とP-150Dの間に置いてある真空管ヘッドホンアンプ!
P-150Dのハムノイズが除去された結果、コイツが発生させるハムノイズが目立つことになりました。
(ヘッドホンを駆動させる分には全く問題にならないんですが...)






Staticelimination_08








電源トランスはトライダルなので、ハムノイズの原因は主に出力トランスに使われているEIコアトランスと思われます。
なのでココにも...





Staticelimination_09






コアブリッドBを入れました。
特に出力トランスは、コアブリッドBで全体を被うように念入りに。





これでさらに、スピーカー出力に含まれるノイズ成分が、かなり減衰しました。
それでも残るノイズ...




ノイズ音を聴いていると、どうもハムノイズ以外のノイズ成分も含まれているように感じます。
(PCファン由来と思われるノイズは完全に除去できました)




と、こんな風にして、一つ一つノイズ源を潰していきました。
でもその作業の前に、どうしても解決しておかなければならない根本的な問題が、私の据置環境にはあるのです。
次回は、その対策の顛末を紹介したいと思います。





乞うご期待!
(ってか、期待して読んでる人っているのかなぁ〜(ーー;))


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コメント

お邪魔してます。
コアブリッドB100%原綿 という物なのですね、メモメモ!
本来は静電気除去の製品みたいなのですが、電磁波シールドにも効果アリって事ですか?
でも導体では無いのですよね。なんと不思議で便利な製品ですね。
でも今回気になったのは、HP-A8内部なんです(すみませんねー)
自分のは開腹していないので情報や画像でしか知らないのですが、KZに見えるコンデンサが一杯でしょうか。
もしそうだとすると、自分のイメージ音とかなり離れているんです。(勝手な意見ですよ)
戻りますが、この対策でP-150Dは完全復活したのですよね。なのに根本的な問題?
良質な発電所でも作る気ですか(笑)

> ta_syumiさん

毎度のおこしとコメントをありがとうございます!
電磁波と書きましたが、電磁気によって周囲の空気分子が励起されイオン化が起こっている状態ですから、周囲の空気そのものが帯電している状態と言えるんです。その空気に帯電した静電気の電磁気のエネルギーを、電気的影響の少ない熱エネルギーに変換してくれるのがコアブリッドBです(ヒートテックのような機能性下着に使われている繊維のようですね。ナルホドって感じです)。本来は静電気除去を目的として開発された繊維ではないようなので、これはその副次的な効果のようですね。

フォステクスさんはスピーカーユニットをはじめとして、空振コイルやネットワーク用のコンデンサも自社ブランドで出しています。だからといってコンデンサを一から自社で開発している訳ではないようです。このHP-A8にもコンデンサメーカー(つまりニチコンさん)と共同開発した独自の電解コンデンサ(たぶん電源平滑用KGの一番デカイ2つがそう。FOSTEXのロゴも見えます。底部と頭に施されたシールドと思われる部分が、通常のKGと決定的に違うところですね)を使用しているとフジヤエービックさんのインタビュー動画で語られていました。そういう企業的お付き合いも、HP-A8搭載パーツの選定に影響を与えているのかも知れませんね。何より「高品質」な部材を「お安く」調達できるでしょうから。
また事業の大きな柱がスピーカーユニット製造ですから、どこよりも導線の扱い、例えば巻き方などノウハウ蓄積は相当なものがあるでしょうし(TH900の音決めでは、最後はケーブル導線の本数で音を追い込んだとうかがいました。そんな贅沢ができるのは、他社との強力な協力体制があってこそだと思います)、その歴史の中で培った製造メーカーとのお付き合いもあるでしょう。そうしたことが、例えばトライダルトランス(全体が透明なエポキシ樹脂のようなもので被われてます。絶対に揺らすものか!という振動対策なのかもしれませんね)の低コスト調達に繋がっている、と考えると、あの品質をあのコストで提供できる理由が垣間見える気がします。またそうした豊富なノウハウが、音にMUSE臭さを残さないという結果にも繋がっているんじゃないでしょうか。オーディオの出音って、結局は電源の、もっと言えばコンデンサの音を聴いているようなものですが、それも使いようということかなw
そしてたぶん、ヘッドホンアンプ回路の初段には、バーブラウンのOPA2134PAを左右に1個ずつ、またヘッドホンアンプ部には関係ないと思われますが、ピンソケットを介して同じくバーブラウンのOPA604APが左右に1個ずつ搭載されているのが確認できました。この辺も出音品質を左右している大きな要素かもしれません。
基板固定に使用しているビスの材質にも工夫があるようです。トライダルトランスの周囲には1800mA/250Vのラジアルリードフューズが4つ、そして要所要所にもリレースイッチが置かれており、どんなことがあっても絶対に回路もヘッドホンも壊さない!という安全設計も見られます。業務用に通じているフォステクスさんならではの設計思想だなと感じました。

詳しい情報の提供、とっても参考になります!
私のHP-A8君 現在は動作の確認用になっていますが、ジャイアンさんも言われたように業務機のメーカーでもあるし
個人的に信用しています。
元々私もHP-A8を使用して、こちらのブログに興味を持った訳ですから、関係性は高いのです(笑)
本来のストーリーはHP-A8では無いのでこの辺で失礼します。
ハム退治の行方を期待していますよ。

> ta_syumiさん
さ、参考になりますかぁ?^_^;
私は電気素人なので、結構間違い、勘違いもあると思いますよ。それにta_syumiさんのコメントのおかげで、改めてHP-A8の内部写真を眺めることができ、ラジアルリードフューズなる電子部品の存在も知ることができました。私も結構ta_syumiさんのおかげで勉強できてる部分がありますよ!ありがとうございます。
このブログ自体、色んな人と情報をやり取りしたり、交流したりすることが目的で行っています。なので、エントリーの内容に関係があるとかないとか、あんまり気にしていませんw ぜひこれからも、ta_syumiさんの思うところを、思うがままにコメントしていただけたらと思います。

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