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2017年3月29日 (水)

オーディオ的、大亀の上に子亀を載せる

真空管アンプのハム退治も、最終段階に入りました。
とは言え、真空管アンプの整流回路、ちょっとやそっとじゃ私にゃ理解できそうにありましぇ〜ん!(ノд・。)



例えば、交流電源を直流に変換する整流用に、W08Mというブリッジ整流器が使われています。




Capacitor_00





このICのプラス端子とマイナス端子をまたぐように、100µF/200Vの電解コンデンサーが置かれています。
コイツもリプル電流を低減させるためのコンデンサーのようなのですが、コレをいたずらに高容量のブツに置き換えると、電源投入直後のラッシュ電流でブリッジ整流器を壊してしまう可能性があるようです。
そもそも、このように組み付けられたコンデンサーを取り替えるなど、技術的なハードルが高すぎます!
ほぼ全ての回路をシャシーから引っ剥がす覚悟が必要です。
なので却下!



と言うことで、ブリッジ整流器で全波整流された直流電源を、抵抗器で正負両電源に分圧させた直後のコンデンサーを増量することにしました。
ココの黒いヤツ2つで、470µF/100Vがついてます。





Capacitor_02





こういうチューブラー型と言われるタイプの高容量コンデンサーを扱っているのは、どうも海神無線さんぐらい、らしいです...
名前は知っていましたが、今回、初めて利用させてもらいましたよw



で、届いたのが、コレ。






Capacitor_01






単価288円です!(税・送料別)
危うく送料の方が高くなるところでしたw
(レターパックライト利用で安くあげられました)
L方向のサイズが32ミリ。
既に付いているコンデンサが37ミリなので、もう一回り容量の大きいブツを選べたのに、私がゲージを32ミリと読み間違えてしまって(ーー;)
まぁいいや。
これでも現状の倍容量にはなるわけですし。
加えて、ハムノイズが出力されるそもそもの理由が「真空管だから」という面もあるので、コレでハムの問題が全部解決するとも考えてはいませんしw




で、ハンダ付けする前に、このように組み付けてみました。





Capacitor_03


Capacitor_04






ね、L方向サイズが結構違うでしょw
直径でも6ミリ違います。
そして、既存コンデンサの真横に置くと、直下の抵抗器に乗っかることになる。
(それは避けねばなりません)
既存コンデンサの真上に置くと、底板に干渉する。
(そもそも入りません)



そういう制約をくぐり抜けるために、斜めに組み付けてみました。
既存コンデンサとの間には、ブチルテープを折りたたんで、挟み込んでいます。
その状態で、リードにテンションをかけて固定。
ホットボンドの利用も考えたんですが、衝撃吸収性に期待してブチルテープ採用w



で、ハンダ付け!






Capacitor_05



Capacitor_06



Capacitor_07



Capacitor_08






ハンダごての熱が、既存のハンダ部分に影響を与えないようにとクリップも使ってみましたが、不要でしたねw
どうせ外すことなんかないだろうと、ココには鉛フリーの銀入りハンダで作業。
(この部分のハンダだけ拘ったって、意味なんかないんですけどねw)
写真ではよく分かりませんが、我ながらよく固定されていると思います。
(組み付け後にシャシーを指で叩いてみましたが、左CHだけから音が出る。左の出力管が振動に敏感なようでしてw 今回追加したコンデンサ由来の振動音ではないようなので、安心しました。ア、右CHの出力管も直接叩くと音がしますよw)





で、コアブリッドBをさらにふっかふかにほぐして、シャシー内部に詰めました。
その上で、裏蓋を閉めるのですが...






Capacitor_09






裏蓋を固定するネジ穴部分に、ブチルテープを折りたたんで配置。
シャシーと裏蓋の間に挟み込んで、ビス固定しました。

ブチルテープの持つ衝撃吸収性に期待しての防振対策です。
ついでに、もうこの部分は開けないぞ!という、私の決意表明でもありますw




で、肝心の音変化ですが、地味に効いてます!
その地味な効果が、とてもオイシイ!



まだハム音は聞こえます。
しかし倍音成分は、かなり低減したように聞こえます。
さらに耳につく音ではなくなりました。
(聞こえることに違いはないのですがw)
ボリュームも12時近くまで開けられるようになりました。
前は11時以上に上げると、増幅されたハム音が気になりましたから、コレは結構オイシイ変化です。



低域の厚みが増しました。
厚みが増して聞こえるように変化した、ということですね。
バスドラやタムの音が、キモチイイ〜!
ベースの仕事が、よく聞こえます。
NS-200Mでも、こんなにブイブイと低域を出せるんだと、本当にビックリポンですw
中域も音がリッチになりました。
全体のバランスも、さらに良くなりました。
さらに音の分離感、定位感が高まりました。

女性ヴォーカルを聴くと、口元が見える、とまでは言いませんが、それに近くなってきているのが分かります。
細かく書くと、他にもたくさん変わった部分があるのですが、本当に気づく部分が多くて、一々書くのが面倒くさい。
(今日の頭はSabreBerry32 with VOLUMIO2です)



この状態で、また「劇場版 新ヱヴァンゲリヲン Q」とか「シン・ゴジラ」とか観ちゃいましたけど、「もう庵野さん、何やってくれちゃってんの!」って感じで、音を聴いてはケタケタ笑いながら観てました。
(この部分はHP-A8)
そういう庵野さんコダワリの音響設計を笑いながら楽しめる位には、さらに音が良化したように思います。




ヘッドホン(TH900)も鳴らしましたが、ワァ〜ハッハハハハァ〜!ですわ!
当然、ヘッドホンならハム音など「ブン」とも鳴らないんですが、コイツ、こんなに低域をブイブイ鳴らしたっけ?
変化はスピーカーほどではないと思うんですが、確実に良化しているもようです。




一連の作業で、WooAudio WA2のそもそもの仕様・性能からしたら、かなりなかさ上げなったんじゃないかなぁ〜
もしかして正価の倍ぐらい付けてもイイぐらい?
なぁ〜んて妄想を逞しくさせてくれるような音ですね!




さてさて、この真空管アンプへ物理的に手を加えるのは、コレを最後にしようと思います。
後は、左右それぞれに整流管(EZ80のマッチドペア)がありますので、それを高品位なブツに替えてみる?とか、プリ管(6922のマッチドペア)もグレードアップさせてみる?的な遊びを加えてみたいなぁ〜と思ってます。
それでハムが消えるとは思えませんが、そもそも真空管は消耗品ですし、高品質なブツが手頃な価格で入手可能な内に、手に入れておきたいという考えもあります。
(P-150Dと共に電源入れっぱなしなんですよ(@@;) P-150Dは入れっぱなしにしておかなきゃ鳴ってくれないからなのですが、真空管アンプの方は真空管寿命対策)



そもそもが、ヤフオクで競り負けて、その腹いせでTOA P-150Dに改造を加えて、オーディオ的に使えるようにしてみよう!という遊び心から始まった挑戦。
途中、パワートランジスタを壊すという、なかなかな事件も起こして遠回りしてしまいましたが、おかげで色々と勉強にもなりました。
(大容量ブロックコンデンサが発生させたラッシュ電流が原因だったのでしょう。ついでに腰まで壊しかけたのはご愛敬w)
HP-A8をプリにしてP-150Dを鳴らす分には、問題になるのはP-150Dが発するハムノイズのみ。
それもコアブリッドBを詰めただけで、簡単に解決しちゃったんですから、それで問題解決でも良かったんですが、オーディオ的にはちょっと楽しめない音で(^_^;




そこから、さらに真空管アンプを舞台とした迷走劇が始まった訳ですが、コレはコレで、また大いに勉強になったように思います。




あ、そうそう。
昨日、コンデンサを追加したついでに、電源の極性チェックもしたんですよ。
したら、2台のP-150D、極性が逆でやんの!
痛恨のミスでしたね!
どうりでハムノイズに含まれる倍音成分が、揺れるように変化する訳っすよ!w
チャンとHotとColdを確認してから、刺し直しました。
(その時のP-150Dシャシーと私の体の電位差は約16V。つまりコイツの仮想GND電位は、私の体より約16Vも高いということですね)




ちなみに、電源ケーブルのシールド部は、全てコネクタ内でGNDピンから外して絶縁してあります。
電源的には、上はHP-A8から下はP-150Dまで、グラウンドから浮かせている状態です。
大きなグラウンドループを形成させたくないからなのですが、このグラウンド処理の問題も、なかなか奥が深いようでw
(HP-A8とMac ProもUSBケーブルで繋がっていますが、間にiUSBPowerとDual-Head USBケーブルのGEMINIを挟んでいるので、アイソレーションはできているかなと...)
先輩からは、床に銅板を敷いて、そこに落とせとか言われちゃってますけど、そういうリッチなオーディオ愛好家がやってそうなマネまではしたくないw
どこまでもコスパ重視です!
(コストをかけられない、とも言う)




と言う訳で、しばしはこの音を堪能することに、時間を費やしたいと思います!
(それこそがオーディオだ!)





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