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2017年8月 2日 (水)

インピーダンス整合をどいつに任せるか

不安定な陽気が続きますが、みなさま、お元気でしょうか?
昨夕は当地でも、時間予想降水量が180mm/hを超えるかもねという大雨警報が突然発令されるなど、お空もようまでもが「ジャイアン化」しているなぁ〜と思う、当の本人のジャイアンです!
エェ、私も極端な人間ですのでw



今年の頭に改造したTOAのP-150Dですが、電気は喰うし、熱はガンガン出すしと、ただでさえ電気代が大変なことになる夏場なので、コイツらには「夏休み」をくれてやることにしました。
その代わりに、Linkmanなボードで組んだデジタル・パワーアンプ(トランスと電源ボードとパワーアンプボードだけで組んだ超シンプルな構成です)でスピーカーを鳴らしてます。
エェ、なんつったってデジアンは、省エネなアンプですから。
TOA P-150Dと環境を揃えるために、例の同軸ケーブルで新たにスピーカーケーブルを作って、鳴らしてます。




で、昨日のエントリーで晒したこの写真...




Lme49710na





コイツはなんだ?というお話ですが、これはHP-A8のアナログ入力を受けている回路部分です。
(デジタルI/Oボードの下に隠れているので、こいつの姿を拝むには、デジタルI/Oボードを外すという冒険をおかす必要があります。まったくオススメできない所業です)
おそらくは「ロー出し・ハイ受け」のお約束の通り、10kΩのインピーダンスで、入力信号を受けているものと思われます。
(面倒くさかったので抵抗値までは確認してません)



主にノイズ対策として(それだけではないそうですが)ハイ受けは「正義」なのですが(平衡入力の場合を除く)、受けた信号を処理しなければならない内部回路にとってハイインピな信号は、扱いに困ってしまうシロモノなのだそうです。
なので、内部回路で信号をやり取りするのにふさわしいインピーダンスに整えてやる(=信号の電力値を上げる、でいいのかな?)必要があるわけです。
そしてココに鎮座なさっているLME49710は、その「インピーダンス整合」(だけじゃないから「ボルテージホロワ」といっちゃった方がいいのだろうか?)をつかさどっている1回路入りのオペアンプなのです。




Lme49710na_2





コイツが、RCAから入力された信号にもとづいて、オペアンプに与えられている正負電源から、後段の内部回路で必要となる信号を生成なさっているという、とてもとても大切な働きをなさっております。
と言うことは、コイツのスペックや性格次第で、音も変わるかもしれないんじゃないか?というお話が、今エントリーの趣旨なのです!



しかしHP-A8の本来のお姿は、由緒正しきUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ。
わざわざコイツのアナログ入力を使っている人が、どれだけいるんだろうか?とも思うのですが、少なくとも私は、ちょっとした面倒を避けたいが故に、ココの入力を使いたい。
せっかく電子ボリュームの出力品質を上げられたんだから、その恩恵をもっと積極的にアナログ入力にも!というわけです。

(HP-A8のUSBにはMacProを繋いだままにして、普通に音楽を鳴らすのはRPiとSabreBerry32とかmsBerryDACに任せてしまおうと目論んでおるわけでございます)

となれば、この部分のオペアンプを付け替えることで、より私好みの音になるとするならば、これは挑戦し甲斐のあることではないかと、このように私は足りないオツムで考えたのです。
入院前、OPA604APという1回路入りオペアンプにお役御免を言い渡したばかりですから、LME49710をOPA604APに換装してみるというのも、大いにあり得るシナリオでもありますし。



で、手持ちの1回路入りオペアンプを発掘し、5種類並べてみました。
(私が最初にハンダごてを握るきっかけになったのが、音松さんのポタアンキットだったのですが、その際に1回路入りオペアンプを一揃え購入してありました)



それではさっそく、電子ボリューム回路から引っこ抜いたOPA604APで換装してみます。





Opa604ap





オォ、コレは私好みの音!
私の中では、明らかにLME49710より好ましい音です。
低域の張り出しが良好で、音の粒立ちといいますか、なんとも好みであります。
逆に言えば、入力された信号が、それだけ着色されているのかな、といった印象でもあります。



ついで、今では入手困難なLME49990。
超低ノイズ、超低歪みがウリのオペアンプです。




Lme49990





ウ〜ン、なるほど!
元々ついていたLME49710同様、入力された信号への色づけが少ない印象です。
それでいて、音はLME49710から確実にスペックアップした感じ。
スッキリと気持ちよく音を味わえます。
今となっては入手困難なオペアンプですが、手持ちに「アイツ」がいなければ、コイツに換装してたでしょうね。
エェ、「アイツ」が...




その「アイツ」がOPA627APですw
なぁ〜んだ、持ってましたw
(いつも2回路入りオペアンプで遊んでたので、コイツの存在をすっかり失念してました)




Opa627ap





コイツ、今でも秋月で2,500円と、MUSES03とタメを張る価格なんですよねぇ。(2017/8/2現在)
(写真ではシルクが見えなくてスイマセン!)



コイツに換装してみて最初に感じたのは、OPA604APに換装した時の変化に音の滑らかさが加わったようなイメージ。
上から下まで、音の繋がりが本当に自然。
OPA604APほどの着色感は感じないけど、元のLME49710からは確実に音質アップ。
音数の多いオケの音を聴き比べると、その差は一聴瞭然。
LME49990でさえ音数に埋もれていたような音も、コイツならチャンと聞こえる。



と言うことで、私の中ではOPA627APに軍配が上がりまして、コイツにアナログ入力部を任せることにしました!
今買うと2個で5千円ですから、まぁ贅沢なお話です。
そこまでするんなら、ついでココもMUSES03に換装しちゃえば?とか言われそうですが、さすがにおバカなジャイアンでも、イタシマセン!
(OPA627APでもったいないというのに。しかしただ放置させておくよりは経済的)
(こんな情報が、どこのどいつの役に立つんだ?というお話ですが、確実にピンポイントで一名、役に立つ人がいるのを私は知っていますw)



以下、番外編。



LT1115...




Lt1115





普通に良い。
しかしLME49710からコイツにわざわざ換装させる理由も見当たらない。




OPA134PA...




Opa134pa





とっても分かりやすい変化。
音数が多いとウルサイ。
今回試したオペアンプで、私の中では一番評価が低いです。




最後に、さらにさらにの番外編!



1回路入りオペアンプを下げしていて、偶然、行方不明だったMUSES02も見つけちゃいました!





Muses02





なので、私のHP-A8の電子ボリュームに鎮座いただいたMUSES01にいったん外ずれていただいて、MUSES02で音を出してみました。
正直なところ、マスプロダクション版のMUSES8820で試して、私の中で「なんだこの低域の量は!」と驚かされて採用しなかった経緯があったので、あまり期待していなかったのですが...




ぜんぜんアリやん!




ということになりまして、しばらくはコイツで鳴らすことにしました。





Hpa8





MUSES01搭載時と比べて、明らかに低域が強化される印象なのですが、MUSES8820ほどコッテリしてない。
というか、むしろMUSES01よりMUSES02の方が、私の環境では音のバランスがよろしい。
それは我が家のちょっとハイ上がりなスピーカーシステムでもそうですし、TH900を駆動させても「コッチの方が断然バランスが良くて、MUSES01で鳴らした時の気むずかしさを感じなくて良いじゃん」と思ったほどでした。



なんか、一周回って、最後にちゃぶ台をひっくり返すような展開になってしまいましたねw



最後に、HP-A8でTH900を鳴らしていて、改めて「コイツ、本当によくできたヘッドホンアンプなんだなぁ〜」としみじみしてしまいました。
それでも普段は、スピーカーを鳴らしちゃいますけどねw



※以上はジャイアン個人の感想と挑戦であり、HP-A8の改造をすすめるものではありません。




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コメント

お邪魔しておいてナンですが、お帰りなさいです。
ここ2日は自宅で、SabreBerry DAC Zero で遊んでいたので、気が付かなかったです。

で本題に
そーなんですよ!このオペアンプ、気になっていたのですが分解が面倒だったので見て見ぬふりをしてました。
で、その後はドーなったのでしょうか?とても気になります。
OPA604APなら私も余っていますからね。
更にMUSES03もOPA627APも2個づつ余ってます(汗)
期待してますよ。

> ta_syumiさん
どぉ〜も、やっと戻ってまいりました。
編集途中のエントリーを見せちゃったみたいでスイマセン!
チャンと最後まで試しておりますので、ご笑納下さいw

しかし偶然ですね。
たった今、私もta_syumiさんのブログにコメントつけたばかりです。
で、どうされます?w

ハハハ本当に途中に書き込んでしまったのですね。今日ようやく理解しました。
あいつ ⇒ OPA627AP ですか!このオペアンプの音は不思議なんですよね。広帯域で全ての音を出してくるのにサラッとしていて低音は強烈という印象を持っています。
で、どうしましょう。?
こんな高価なオペアンプを寝かして置くのは、もったいないですから使ってあげたいですね。
交換したいですが、デジタルI/Oボードって簡単に外せましたかね?
とりあえず、チャレンジしてみる事にします。
最終的にここも MUSES03に収まったりして・・・。

> ta_syumiさん
コメントをありがとうございます!
MUSES03を、あの2個の他にも購入されているんですか?
もし試されるなら、ぜひ音の感想を知りたいです!

デジタルI/Oボードの取り外しは、物理的には難しくないですが、メインボードとの接続に使われているリボンケーブルには注意が必要だと思います。
破損はもちろん厳禁ですが、オペアンプを交換してボードを元の場所に戻した後の、リボンケーブルへの後処理も必要になるようです。
直近にブロックコンデンサがありますので、コイツとシッカリ離しておかなければならないようなのです。
オリジナル状態でされていた処理ですが、私もそれにならって、リボンケーブルをボードの裏側にメンディングテープで固定し、コンデンサから引き離しています。
電解コンデンサはリークがあるそうですから、そうした現象がノイズ源となり得るのかもしれませんね。
だったらそんなところにリボンケーブルなんぞを引き回すなよ、と言いたいところですが、色んな条件のせめぎ合いであの場所になったのでしょうから、文句は言えないですね。

MUSES03ですかー! もう1セット分持っていましたよ、こんな事も有ろうかと(ウソ)
自分の分を注文するために毎日在庫復活を確認してましたからね。
そして昨夜からHP-A8のRCA外部入力にSabreBerry32の出力を接続して標準出音を確認してやる気は十分です。
オペアンプの交換は変化が大きいので期待大ですね。
HP-A8のデジタルI/Oボードとリボンケーブルの取り回し方法は参考になります、ありがとうございます。
このリボンケーブルは、ノートパソコンのキーボードなんかと同じ感じでしょうか。
前回は全く触らなかったので覚えて無いです。確実に戻すために、始めに写真を撮って作業する事にします。
この交換の顚末はどう変化しても、私もブログネタにさせてもらって良いですか?

> ta_syumiさん
毎度のおこしとコメントをありがとうございます!
で、なんでもう1セットもMUSES03を持ってるんですか?w

ノートパソコンなどに使われているフレキシブルケーブルとは、ちょっと違うようです。
そしてメインボードとフロントボードを接続するリボンケーブルは、簡単に脱着できました。
しかし、デジタルI/Oボードとメインボードを接続するリボンケーブルは、少々引っ張っても外れず、かつ、入っているラインが多いように思われたので、外さずに作業を行いました。
無理に外して元に戻せなかったら、USB DACとしてご昇天ですからねぇ^_^;

もちろんブログネタとして存分にご活用ください!
ってか、RCAの受けにMUSES03を使った時の音が、と・て・も、気になります!

私の手元にには、スペック的にMUSES03よりもさらに超低ノイズ・超低歪みなLME49990があるので、これを電子ボリュームに使い、MUSES03をRCA入力に使うという手もあるなぁ、などと妄想しているところです。

報告にやってまいりました。
MUSES03と悩んだ末にOPA627APを搭載しました。
特にOPA627APは使用する個所によって音の変化が大きいと感じました。
MUSES03は予想した通りに音が変化しまして、これはこれでアリですが、現状の音とは違う方向性を選択しました。
電子ボリューム回路の時は、MUSES03に即決でしたが、こちらは好みの問題だと思います。
ジャイアンさんのHP-A8と私の機体では、出音が違うと思いますが参考程度にはなるとよいですが。
密かにLME49990の投入を期待していますよ、これは持っていないので。

> ta_syumiさん
コメントをありがとうございます!
私もコメントしておきましたw


エェ、ご期待通りの展開になっております。
詳しくは次のエントリーで!

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