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2017年8月31日 (木)

文系出身者の無謀な解説

昨年ぐらいから盛り上がりが顕著になってきたと(私が勝手に思っている)RPiでI2SなDAC市場の流れですが、今夏、msBerryDACがVer1.11になって再頒布が開始されるや、その流れの第二波が来ているように感じてるジャイアンです。



エ?どこに来ているんだ!だって?
このサイトにですw



私のブログには、不動のトップアクセス数を誇る「文系出身者の無謀な挑戦!パワーアンプを修理!」があります。
このエントリー、かつては第二位とトリプルスコアの差をつけてのぶっちぎり第一位だったのですが、その流れがMUSES03リリースと共に激変。
トップに比べれば大きくアクセス数を落とすものの、ダブルスコアまでは離されずに「MUSES03 on HP-A8」が第二位に食い下がっています。



そこに、msBerryDAC再頒布開始と共に、「msBerryDACで人柱」とか、個人的にはとっても恥ずかしいエントリーが第三位に食い込むなど、それ以降のアクセ数順位を見ても、総じてI2Sな内容のエントリーが軒並みアクセス数をアップさせています。




そのようなRPiでI2Sな熱い流れの中、ほんの数日で急激にアクセスを伸ばしたエントリーがありまして、私、ビックリしております。
それが前回の「HP-A8 ナンチャッテ MK2化計画」なんですねぇ〜
見る度にアクセ数順位が上がってるだけでなく、閲覧者のページ滞在時間も一番長い。
もうビックリポンな状況です!
Terra-BerryDAC2のユーザー視線情報って希少な上に、市場からもTerra-BerryDAC2が静かに注目を集めていたとも捉えられるのでしょうか。
私がそうしていたように...



とはいえTerra-BerryDAC2は、非常にニッチなニーズを狙った製品であることは間違いないと思います。
(2017/8/31現在、共立さんブライトーンさん共々、在庫なしのようです。次回ロットが9月上旬発送予定という情報も)



そして、仮組みをした状態で、あれからずっと鳴らし続けています。
五日目に入りましたが、搭載されているOS-CONが面実装品であるためか、早々にその実力の片鱗を垣間見せてくれるようになってます。




詳しい音のレビューは、チャンと環境を整備してから、SabreBerry32とmsBerryDACとの比較も添えて(その方が分かりやすいよね)まとめてみたいなぁと思っているんですが、もう既にかなりビックリしています。
曲によっては、下流にすえた変態改造HP-A8とTH900の存在を感じさせない、音がそこにあるかのような再生音を堪能させてくれたり。
(SDカード再生さえ上回りそうな品質で、ですよ...)
学生時代から幾度となく聴いてきたバイオリン協奏曲を、全く経験したことのない次元から鳴らしてくれたり。
HP-A8に変態改造を加えておいて、本当に良かったぁ〜!
(おかげで、毎夜の夜更かしですよぉ...)




このDACは、下流に置くアンプの性能を暴きまくってくれるなぁ〜、という印象も持っています。
おかげで、スピーカーを駆動させている、あのTOAの変態改造アンプP-150Dに、再度手を入れようと考え始めてる始末です。
あまりに重いので(20kg x 2)、もうラックから降ろしたくなかったんですけどねぇ...




音のレビューをしないのなら、今回のエントリーでは何を紹介するのかというと、Terra-BerryDAC2の基盤そのものですw
今まで4枚のRPiでI2SなDACカードをいじり倒してきましたが、回路の構成、実装されているパーツなどなど、そうした部分もTerra-BerryDAC2は異次元だなぁ〜と思ったので。





分かりやすいところで、先ずは電源かな。



Terraberry2dac_dcin





ここが初代Terra-BerryDACでは3ピンでした。
ココを4ピンにし、DC INからしてRPi用とDACカード用を分けてあります。
(中の二本がGNDで、左側二本がRPi用、右がカード用。GNDの取り回しにも工夫があるようです。印加電圧は双方5V)
このソケットの右隣にピンヘッダが立っているので、ココにジャンパピンを刺すことで、RPiとDACで電源を共有させることが可能。
(デフォではピンが刺さった状態です)
ジャンパピンを刺す場合は、RPiのmicro-USBからも駆動させることができますし(現在の私の機体がその状態)、もしくはこのソケットの左右いずれかの2ピンからの電源投入で、Terra-BerryDAC2もRPiにも電源を供給できます。
注意しなければならないのは(分かっている人には言うまでもないことですが)、ジャンパピンを刺している状態では、DC電源を供給は一ヵ所から。



I2SなDACの王道的な作法として、電源を共有させるにせよ、DACとRPiの電源を分けるにせよ、カード上のこのコネクタからDC電源を供給するのが、より幸せになれそうですw
適合する部材は...



PHコネクタハウジング 04P 2.0mmピッチ PHR-4
PHコネクタコンタクトピン BPH-002T-P0.5S

(線材はお好みでw)


他、精密圧着ペンチも必要になります。
しかし、コレが高いんだ!
(私は先輩から借りますw)




という風に、初代Terra-BerryDACからは、電源に大きな見直しが入っていることが、基盤から見て取れます。
と同時に、後で触れるアナログ部のオペアンプへの正負電源電圧が5Vに上げられているのも、初代と違うところ。
(初代は4Vだったらしい)
その他、DACチップの基準電圧も見直されているとのこと。
それだけ電源に手を入れられている訳ですが、他は初代の仕様に準ずる部分も多いようです。



次はDACチップかな...





Terraberry2dac_ak4490






この子、VELVET SOUNDと表される極上の音を紡ぎ出す、とてもできる子なんですが、I2Sを直接読むことができません
なので、AKMのDACを搭載するI2SなDACが他にはないんでしょうね。
(BBB用にはあります。しかもAK4490をモノラル運用できる、つまり2個のAK4490でツインモノラルなステレオ運用可能なヤツが。その分、コストは2倍ですが、1枚当たりのコストがTerra-BerryDAC2の半分以下。どんな音を叩き出すんだろう?興味は尽きません)




このAK4490の直近に...





Terraberry2dac_clocks





クリスタルが置かれていまして、さら左側の方に...





Terraberry2dac_ak4137






サンプルレートコンバーターのAK4137がいます。
コイツがI2Sな信号を受け取って、基板上のクロックを使って信号を叩き直し、PCMもDoPで送られてきたDSDもアップコンバートかけた上で、AK4490にデータを渡すという寸法のようです。
しかし、I2SなDACでAK4490を使うにはそれだけでは役不足のようで、SRCの直近には...





Terraberry2dac_multiplexer





マルチプレクサという、どうも信号のやり取りで重要な役割を務めるチップがあったり、さらにAK4490の右側には...





Terraberry2dac_mcu





MCU(マルチ・コントロール・ユニット、つまりマイコンですね)が鎮座して、デジタル回路の動作をつかさどっておられたり。
(写真を見る限りでは初代から種類が変わって、サイズも小さくなっていますが)
という風に、Terra-BerryDAC2はRPiの上にさらにマイコンやデジタルな仕掛けを載っけるという、一手間もふた手間もかけたDACカードなんですね。
それだけAK4490をRPiでI2SなDACとして使うのは、ハードルが高いということなのでしょう。
そして、そうした高いハードルを越えてでも採用に値する極上な音を、コイツらなら吐き出してくれるということなのでしょう。




そしてアナログ部には、その出力用にLME49720が4つ、裏表の両面に搭載されています。




Terraberry2dac_lme49720s




Terraberry2dac_lme49720r





だからこそ「バランス出力」が可能なんですが、アンバランス出力に徹してコストを抑えるという選択をせず、AK4490採用の優位性をさらに確実なものにするために(かな?)敢えてバランス出力に「も」対応してくれていることに、私は「漢」を感じ、とても心惹かれてます。
(バランス出力に必要なソケット等は取り付けられていないので、自分で作業をする必要はありますが)
私の手元には、バランス入力・出力可能なヘッドホンアンプが、据置・ポータブル双方にあります。
長く不遇をかこっているコイツらを、再び使い倒してやりたい。
なので、バランス出力ありきで、今後の展開を考えています。




で、最後にまた電源に戻ってきますが...





Terraberry2dac_16svpc100m






低ESRなOS-CONのパナソニック16SVPC100Mが鎮座しています。



大ぶりなICを4つも搭載しなければならないTerra-BerryDAC2は、電源レギュレータやコンデンサの配置で、SabreBerry32やmsBerryDACほどの自由度はなかっただろうなぁと感じます。
SabreBerry32もmsBerryDACも、そのアプローチ方法は違えど、双方とも電源品質にはこだわって開発されたDACです。
逆に言えば、DACチップの持てる性能を存分に引き出すには、電源品質だけは絶対にゆるがせにできないということです。
(これは据置のDACにも言える事。電源ラインに電源安定化装置を挟む・挟まないで音を聴き比べたことがありますが、一聴瞭然な違いでした)
Terra-BeryDAC2では、そうした部品配置の制約と安定した電源供給の両立(だと思う)、デジタル部・アナログ部のGND分離のために、四層基盤になってます。




とまぁ、まったくの電気素人で、特にデジタルな回路については完全無欠に門外漢な私が子細に基盤を眺めて、感じたものをまとめてみました。
まったくの素人の感想なんですが、もうコレだけの構成を見ただけで、Terra-BerryDAC2の価格は「バーゲンプライスじゃない?」と感じてしまうのは、私だけ?
(さらにその音を聴いて、私の中では「バーゲンプライス」で確定していますがw)




と同時に、改造ポイントも見えてきました。
デジタル部には手の入れようもないですが、アナログ部の、例えばオペアンプへの正負電源投入部のコンデンサとか。
(タンタルを重ねちゃうとか)
またオペアンプ自体を、より低電圧で駆動可能なMUSES8832に換装してみるとか。
コイツは駆動電圧上限が±7Vですから、5Vしか供給できないこういう基盤でこそ、イイ仕事をしてくれるかもしれません。
(ポータブルDACで非常に良好な結果を得られた経験があります)
問題は、MUSES8832がバイポーラだということですねぇ。
バイポーラの音、あまり好印象を持ってない...
(オペアンプ周辺の部品実装密度が高いので、換装作業そのものの難易度も高いのですが、そんなことは意にも介さないのがジャイアンですw)



ま、そういう基盤自体に手を入れるような凶行は、コイツで遊び倒して飽きた頃に考えるかもしれませんw




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コメント

お邪魔してます。
今日は半日ズル休みするので、今頃から参上。
電源のPHコネクタの件は、私も調べましたよ、共立さんも仙石さんでも扱っていましたね。
噂ではブライトーン版には付属するとか ? 付属して無くても自作しますが。
さすがに専用圧着ペンチは持っていないですが、綺麗に半田付けすれば見た目も強度もイケますし、後での修理も楽です。
昔現場設備のコネクタケーブル修理時にやってました、細い芯線ほどカシメが甘いと後で抜けます。
                                             Terra-BerryDAC2も部品の改造前提なのですね、ここはお任せしますね(笑) !!
バランス出力は魅力的ですね、この機能搭載が無ければポチリは無かったかも知れないくらいでした。 
ここまで来ますと、次は電源とケーシングになりますか ? そちらに興味が有るので期待してます。

> ta_syumiさん
ご来訪&コメントの投下をありがとうございます!


私は共立エレショップさんに問合せのメールを送って、品番などを教えてもらいました。
精密圧着ペンチがなくても、ハンダ付けでイケるという情報は、とてもありがたいです!
ただし、使用を予定しているケースのサイズが小さいので、最悪はコネクタ類を全部取っ払って、線材は基板にハンダで直付けにしちゃうかもしれません。少なくともアナログ出力部やモード切替のピンヘッダは取っ払って、収まるようなら(無理すればギリギリ収まりそう)より背の低いEHコネクタに換装します。
確かにBright Tone版には、電源のコネクタとケーブルも付属して、RCA端子が載せられている小型基板に繋がっているようです。電源入力とアナログ出力、そしてモード(オートとマニュアル・PCMとDSD)の切り替えが、すべて小型のドーターカードに実装されているようですね。


ケーシングはですねぇ〜...ウズウズ

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