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2017年9月13日 (水)

このTerra-BerryなDACに電源を!

「このテラ」とでもお呼びください!
エェ、もちろんあの「引きニート」異世界アニメのタイトルを、思いっきり意識していますw


サクッと本題に張りますが、Terra-Berry DAC2では、必要な電源を生成するためLDOを採用しています。


「LDOってなんじゃい?」と思った私は、あちこち検索してみたのですが、どうにも良く分かりません。
まったく文系な私でも分かったのは、LDOは昨今のスマホのような、超小型で低消費電力といった需要に応えるようにして、近年、その種類を増やしている電圧レギュレータだということ。
生産各社で仕様がまちまちで、「LDOとはこれだ」とハッキリ定義できるものではないようです。


そうやって調べていて、「ここが一番分かりやすい」と思ったのは、たかじんさんの
電圧レギュレータの種類と特徴 LDOとは何か
でした。
(勝手にリンク貼ってスイマセン!)



ネット上でTerra-Berry DACへの評価を見ていくと、「使用OS-CONが少なすぎるからろくな音が出るわけがない」といった趣旨の投稿が、某掲示板にあったりします。
中には音を聴いて「自分の好みではなかったから手放した」といった投稿もありました。



Terra-Berry DACを開発した株式会社テラテクノスは、サイトを見る限りでは、オーディオ関連の開発は、これが初めてのよう。
過去の実績がないのですから、上に挙げた投稿のように、ユーザー目線からすれば製品画像を見ただけで「本当にコイツの電源は大丈夫なのか?」という疑念が起こるのは当たり前だと思います。
そこは私も少し心配していたポイントです。



しかしオーディオは、チャンと聴いてから評価するのが本筋です!
しかし、しかししかしです、その「チャンと聴く」のが意外に難しかったりする
その「チャンと聴く」環境を整える為に、私はお手軽な追加投資を行いました。




コイツをもう一個、購入しました!





Ipower_dual_01





ifi-audioさんのiPower 5Vです。


既に比較的初期のロット品を持っていますが、現行品にはUSB Aメスの変換ケーブルが追加で付属していました。
コイツとifi-audio GEMINIがあれば、バスパワー駆動のUSB DACには力強い援軍になるでしょうね。
GEMINIの価格が高いのがアレですが...



 



その他、ケーブルとかケーブルの根っこの部分とか、表面上の見えるところだけでも細かい仕様変更が見られます。
(iPowerこぼれ話。注文時に「iPower」「5V」で検索して、サクッとバスケットに放り込んで決済し、出荷連絡が来たときにとんでもないミスに気づきました!何とその時に注文していたのは「iPower 15V」だったのです!すぐ販売業者とネコに連絡して、配送されることなく返品され、注文自体をキャンセルしてもらったのはいうまでもありません。なんてジャイアンらしいミスでしょう!それにしても配送前に気づけて本当に良かった!)



Terra-Berry DAC2をケースに押し込んでからは、RPi側にはiPowerから、DAC側にはコイツから給電していました。





Ipower_dual_03





小さいとは言え、一応小型のトランスと三端子レギュレータ、申し訳程度ではありますが電解コンも載せている5V専用電源です。
当座の間に合わせで使っていたのですが、こんな小容量の電源で、盛大にノイズが乗っているであろう我が家の電源ノイズを遮断できるとは、到底思えませんでした。
そんなブツから、よりにもよってDACに電源を供給するなんて!
(スイッチングアダプターよりはマシだろうという判断だったのですが)




従来はこのように、オーディ用の電源タップから電源をとってました。





Ipower_dual_02






ここでまたまた話を脱線させて、再びのiPowerなこぼれ話なのですが...
皆さん、ご存じでしたか、ifi-audioのiPowerのAC側に極性があることを!
詳しくはこちらを...




iFi社製ACアダプターiPowerのノイズ問題、原因が特定されました。




この極性を逆に刺すと、環境に依ってはiPowerがノイズを発生させるそうです。
さらに言えば、トランスのAC側にも極性があるそうで、たかじんさんのブログに詳しいです。




トランスの極性について

(また勝手に人のブログにリンクを貼って...)




そうした情報にもとづいて、慌てて刺し直したのが、上に画像なのです!
それまでiPowerもトランス電源も、AC側の極性を逆に刺してましたw



そして、やっと話が本道に戻ってくるのですが...



我が家のオーディオ用電源タップはI型なので、隣のプラグと干渉して二つ目のiPowerを正しい極性で刺せません。
なので、先ずは3P-2P変換アダプタを刺してゲタにし、高さをかせぎ...





Ipower_dual_04






空中にスペースを求めて、その上に二個目のiPowerを刺し、極性をあわせました。





Ipower_dual_05





ショートケーブルを使う手もありますが、なるたけノイズが乗る余地を残したくなかったので、このゲタを履かせる方法にしました。
ちょうど収まりのいい変換アダプタがあって、本当に良かった!
(妙なところで物持ちが良いジャイアンです)




で、RPiに加え、Terra-Berry DAC2(実はWP-DAC4490)にもiPowerから給電させた時の音ですが、一聴してその違いは明らか!
(少なくとも私の耳ではね)



今までも「滑らかな音だな」と思っていた音から、さらに角が取れて、さらに耳障りのいい音に変化しました。
音の繋がり感と言っていいのでしょうか、以前にも増して音が自然に鳴っている感じが向上しましたね!
低域のアタック感、沈み込みも向上
女性ヴォーカルものでは、今までは明瞭に聴き取れていなかった些細なブレスの音とか、音量レベルの低い音の細かい動きとか、そういったものまで聴き取れるように変化しました。
(以上、変態改造HP-A8とTH900)



鳴らしはじめでこの変化!
さらに小一時間ほど鳴らし続けてから聴くと、さらに音全体のダイナミック感と同時に繊細さも向上してました。




この変化に気をよくして、例のバランスヘッドホンアンプにも繋いでみましたが...





Terraberry_dac2_balanced_08





気持ちがいいんでしょうね、頭の芯にあった疲れがスゥ〜っと抜けていって、危うく寝入るところでしたw



今もあり合わせスピーカーシステムで鳴らしていますが、iPower追加導入前よりも明らかに増したアタック感、這うような低域、同時に明瞭でスムーズな音で、聴いていてさらに気持ちの良い音に変化してるのが分かります。
尾てい骨にズンズンくるぅ〜!w
(こりゃ下流のアンプにも手をいれにゃならんなぁ...音質の向上をチャンと反映できてない感じがする)



導入前の音と聴き比べないと分からない程度の些細な差かもしれません。
人によっては、その違いを聴き取れないかも。
そんな程度の差ですが、これ、私には決定的な差ですねぇ



とまぁ、タラタラと駄文を連ねました。
で、結局ジャイアンは何が言いたいのかというと、Terra-Berry DAC2基板上の電源が云々という声もあるようではありますが、そのさらに上流に高品質な電源を置いてやらなきゃ、コイツの真価は分からないんじゃない?ということを書いてみたかったんですね。
私の場合、ifi-audio iPower 5Vを二個とか、既に電源だけで1.5マソになっちゃってますが、コイツはそういう手間とコストがかかるDACなのかもしれません。
(少なくとも、私はその覚悟で購入しました)
そういう意味でも、また製品単体の価格においても、SabreBerry32やmsBerryDACに比べてコスパは悪いと言えるかもしれませんし、そうした声がネット上にもありますが、私は逆だと思っています。
SabreBerry32とmsBerryDACのコスパが良すぎるんです!
(個人が開発・製造し業者を通じて頒布している製品と、会社が開発・製造して流通させているソレを、コスト的に同列に並べて論じるのは、あまり意味がないと思う)



しばらく先の話にはなりますが、安定化電源回路キットも修理して、シリーズレギュレーターに繋いだときの音とも比べてみたいですね。
オーディオは、音を聴くだけが楽しいだけの趣味じゃない。
こうやって試行錯誤を重ねて、自分なりの実験を楽しむのも、オーディオの在り方の一つだと思うジャイアンなのでしたw




アァ、またバランス出力の続きを書きそびれた...

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コメント

おっiPower2台目の投入ですか、こちらは高音質なACアダプターですよね。
チョットお高いのが痛いですが。
この極性問題は、ついこの前知りまして、スイッチング電源なので極性が関係するとは思いませんでした。
私はRasberryPi3の電源にi Powerを使用してノイズの発生が気持ち悪いので、残念ながら返品しちゃってます。
SabreBerry32ではノイズは発生しませんでしたので、ずーっと変だなぁとは思っていたんです。
当時は、販売元でも原因確定できずに、特定の条件時に発生すると言う事だったと思います。
私も同じ様に形状が原因で向きが固定されていたので、ダメ極性で使用していた可能性が高いです。
試した方は理解されてますが、電源は非常に音質に影響しますよね。DACはもちろんですが、RasberryPiでも影響します。
Terra-Berry DAC2の電源ですが、SabreBerry32やmsBerryDACと比較すると、貧弱な感じはしますね。
それでも出音はあのレベルですから、設計的には問題無いのかも知れませんし、更なる音質向上の余地が有ると思えば面白いかも知れません。
そのうちに誰かが動き出すかも知れませんね。

> ta_syumiさん


こちらへもコメントをありがとうございます!


iFi-audioのある英国は220-240V/3ピンのようですから、電源プラグで極性を間違える余地がないんですよね。だからといって他のEU各国も3ピンというわけではないですから、彼の地でも極性の問題はあると思うのですが... 日本は国際的には例外的に商業電力電圧が低いですから、そうしたことも極性違いで問罪が顕在化しやすい下地にあったのかもしれませんね。ただの憶測ですが。
私の手元には、msBerryDACの正負両電源を生成するICを焼いた時に、過電流でトランスをぶっ壊した安定化電源回路があります。ソイツのトランスを交換すれば、半分近くのコストでRPiとDAC双方に電源を供給できるのですが、あの時の事件がトラウマになっていまして、修理に躊躇してしまいました。それで、一番コストがかかる一番安直な方法を選んでしまいました。
しかし、この極性問題を知ってから考えたのですが、あのmsBerryDACの電源ICを焼いた時、過電流発生でトランスが壊れた後にフューズが切れたのは、フューズ側にCOLDが繋がっていた、つまり極性を間違えていたからなんじゃないかと思うにいたりました。トランスや、ましてやその先に繋がっている機器がぶっ壊れる前に、先ずはフューズが切れるべきなんですよね。そのためのフューズなんですから。電気的にとっても基礎的な誤りを、私はおかしていたのでしょう。次はチャンとやります!


と話がまた脱線しておりますが、ノイズを1µVのレベルに抑えるという、もうそれって計測器の誤差範囲内じゃない?という精度で電源電圧を叩き出してくれるiPowerは、こういう用途では効果てきめんですね!音をお聞かせできないのが悔しいのですが、私的にはとんでもないことになっていますよw また電源をACアダプターにすることで、可搬性も向上!iPowerごと持ち歩くなんて機会があるのか?という問題ではありますがw
Terra-Berry DAC2では電源を強化するために、GNDをRPiとDACカードで分けたことも、地味に効いているんじゃないかなぁ〜なんて思ってます。GNDが共通だと、RPiで発生したGND電位の揺れによる影響をDACカードも受けることになります。GND電位の揺れは、すなわち電源電圧の揺れです。どれだけレギュレータを配置し、OS-CONを置いても、その下のGND電位が揺れては、その効果がスポイルされるのではないでしょうか。それを回避するためにGNDを分け、その恩恵としてOS-CONのような実装面積を必要とする部品を可能な限り省いた。つまり、なかば電源を分けて入力するのを前提で設計されているのかもしれませんね。それにしても、双方に高品質な電源が必要になりますから、コストのかかるDACカードではありますね。


電源回路を設計させれば、ソイツの回路設計の技量はすぐに分かると、計量計測器メーカーに勤めていたときに開発の人から教わりました。とは言え、DACの性能を存分に引き出すために必要な電源を生成するためには、RPiのHATサイズはあまりに制約が大きいとも思います。たかじんさんも仰ってましたが、マジで搭載DACチップの実力を引き出すためには、入力する電源にもできるだけ高品質なものが必要なるのが、この手の製品なのでしょう。据置DACでさえ、電源の上流にアイソレーショントランスのあるなしで、出音がガラッと変わりますから。

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