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2017年10月15日 (日)

電源はどこでも大切

なぜわざわざNASを構築したのか?





Power_souce_comp_03






それはsymphonic-mpdで、電源による音の違いを確かめたかったからなのです!
(だってsymphonic-mpdが、今まで聴いてきた音楽用ディストリビューションの中で一番の音をたてるんだもん。なのに他のディストリビューションで比較試聴するとか、私の中ではあり得ない)
そのためだけに、symphonic-mpdが推奨するNAS環境を整えたかった。
本当に、ただそのためだけです!


結果として、思いがけず多大な恩恵を複数も得られたのですが、それは最後の方で紹介したいと思います。





比べる電源は、ココをいつも読んで下さっている方には、もう言わずもがな。
例の2つの電源です!




赤コーナー!
ifi-audioしょぞくぅ〜!
1µVの低ノイズ!

iPower 5V Dual構成!!!!!!!



Power_souce_comp_02


(一応、こちらの方を先に導入してたので、ディフェンディングチャンピオン扱いw)






青コーナー!
たかじんさんカイハツゥ〜!
共立電子産業さんセレクトォ〜!
Raspberry Pi用に開発されたNon Feedbackデンゲン〜!

DC-Arrow Dual構成!!!!!!!!!





Power_souce_comp_01







私の事前の予想では、さすが専用に開発されただけあって、Raspberry PiにはDC-Arrow一択だろうなと。
とは言え、DACにはヤッパリ低ノイズの電源でしょ!と、I2SなDACへの給電にはiPowerに分があるのではと考えていました。




鳴らしたのはSaberBerry32 on RPi3(arm_freq=1420)とTerra-Berry DAC2(WP-DAC4490)on RPi3(arm_freq=1460)の二機。
(条件がイーブンでないので、ってかぶっちゃけメンドかったので、msBerryDACには外れてもらいました。3台も条件を変えながら試聴するのは大変過ぎだろ!w)





使った音源は、いつものコイツら!





Power_souce_comp_04







で手っ取り早く、まずは結果を書いちゃいます!
(私の環境における、私の主観に基づいた判断です。当てにはならんよ!)





第一位!
上も下もDC-Arrow



第二位!
上はiPower、下はDC-Arrow



第三位!
上も下もiPower





第3位は順当な結果かな。
ちょっと意外だったのは、一位と二位ですね。
「DACにはとにかく低ノイズな電源を」と思っていたので。





ただし...ここで、少々小難しい解説を加えなければなりません!
(エントリーの趣旨からすると、実はここからがメインです)





実はNASが構築できる前にも、USB HDDをぶら下げて同じ比較試聴を行いました。
(この時はmsBerryDACも使った。3台もあるから大変だったよ)
なぜUSBメモリではなくHDDかと言うと、圧縮音源を使いたくなかったからです。
私の128GB USBメモリの中身は、全部flacなんですよ。
(保険のアフラックじゃないですよという親父なギャグを許して下さい)
いかな可逆圧縮とはいえ、データを伸張するためのデコードが、再生音質に悪影響を与えるのを嫌ったからです。
flacではチャンと聴き比べたことはなかったんですが、AppleロスレスとAIFFならやったことがありまして、小うるさいことを言えば、無圧縮なAIFFの方が音が良かったんですね。
(ただしiPhone上に音源を置いて外部DACという構成)
そんな経験があったものですから、精神衛生上、無圧縮音源を使いたかったんです。
だからUSB HDD。




そのUSBポートから音源を読み込ませる状態での比較では、上に挙げた順位の差にはは、一聴してあきらかな差があったんです!
特に一位の“DC-Arrow Dual”と三位の“iPower Dual”の差は、たぶんほとんどの人が聞き分けられるレベルの差だったと思う。
(とは言え、iPowerの音が悪いという意味ではまったくありません!敢えて比べてみたら、DC-Arrowの方が良かったよと言う私の主観的感想です。iPowerで出てくる音も、その辺のスイッチングACアダプターと比較すれば断然ヨロシイものなのですから)




例えば、(これは私のあり合わせスピーカーシステムで感じてたことなんですけど)今まではどうやっても、茅原実里の声を「気持ちいい」とは聴けなかったんですよ。
iPower2台導入してもです。
あの声優界きっての歌唱力を誇る茅原実里さんの声が、こんな聞こえ方していい訳がない!と、私はずっと残念に思っていたのです!




その茅原実里さんの声が、電源をDC-Arrowにした途端、メッチャ耳に優しい響きに変わって「ヤッパこうでなくっちゃね!」と思ったりしてたのですよ。
もうその段階(かなり初期の段階)で、さすがはRaspberry Pi用に開発されているだけあるな!と、私の中でDC-Arrowに軍配が上がってました。
USBポートから音源を読み込ませる状態では。
大切なことなのでもう一度書きます。
USBポートから音源を読み込ませる状態では!




と、なんか回りくどいことを書いてますが...




結局、何を言いたいか。
それは、NAS再生で改めて上に挙げた電源構成で鳴らして比較試聴したら、どの電源構成でも音質が劇的に向上していて、本当にビックリしちゃったんです!
非常に高いレベルでの音質比較になっちゃって、それで、ぶっちゃけもう、電源どちらでもイイじゃんとなったんです。
変化の原因は明らかです。



  • 音源をNASに置き、LAN経由で読み込ませてる。
  • Raspberry PiのUSB機能を皆殺しにしてる。



この二点だけではないのかもしれませんが、こうしたことが主な要因でRaspberry Pi上の動作環境が激変し、CPUその他諸々の処理性能が向上したとしか思えない
(そもそもRaspberry Piは、LANポートからとUSBポートからのストリームが1つのICで処理されているという、データの扱いにオーバーヘッドが生じやすい問題を抱えていますし)

それを自分の聴覚で実感しちゃってから、私の中で「電源がiPowerとかDC-Arrowとか、もうどっちでもよくね?」と思わされるぐらい、NASに音源を置いたI2S DAC on Raspberry Piの高音質再生の素晴らしさに感激しちゃったんですよ。


そもそもが、電源による音の違いを知りたくてNAS構築をしたというのに、逆にNAS導入の効能を思い知らされたという...



とても嬉しい誤算ではありますが、大元の目的を考えれば、今までの苦労を全部ちゃぶ台返しする結果でもあるわけですw
(同時にsymphonic-mpdがNAS再生前提で開発されている理由を、身をもって知る事になりました)
(NASを前提にして考えると、第一位と二位の差はごく僅かで、ユーザーの嗜好性で選択してもオモシロイかもと思わせられる組み合わせでした)




以上のような経緯から、私の考えはこんな風に変わりました...




電気工作が苦手なら、素直にiPowerを選んどけばイイと思う。
技量と意欲があるなら、DC-Arrowは非常に有益な選択肢だと思う。





ただし、どちらも前提として「NAS再生」ありきで考えたらです。
「NASなんか組んでられねぇよ。USBポート一択だよ!」ってんなら、iPowerよりもDC-Arrowの方が絶対に幸せになれると思います。
それほどにUSBポート利用は、ラズパイでの音楽再生処理に多大な悪影響を与えているように感じました。
その多大な影響を、より排除してくれる電源はどちらだ?と考えて比較すれば、それは明らかにDC-Arrowの方だと思います。
(電源は低ノイズだけでは語れないというたかじんさんの主張は正しかった!)




以上が、低ノイズを謳うiPowerと、低インピでラズパイに最適と謳うDC-Arrowを比較して、私なりに得られた結果と、その結果への考察です。
私の環境では、Raspberry PiとI2S DAC双方に、DC-Arrowを電源として今後も使い続けます!






余談になりますが、昨日、クーリングファンを置いた影響か、HP-A8の音の出方が変わりました。
言い方が難しいんだけど、敢えて言葉にすれば、とても元気な音になった。
たぶんこちらが、HP-A8のヘッドホンアンプが持っている音なんだと思います。
(使ったHPはTH900です)



おかげで、今までは「アァキモチイイ!」と全幅の信頼を置いていたTerra-Berry DAC2(WP-DAC4490)の音に、さらなる音の濃密さを感じるようになった。
場合によっては、聴き手にリラックスを許さないほどの濃密さです。
否が応でも音楽に集中させられる。
尾てい骨にビンビン来るのは、やはりこちらの方ですけど。



SabreBerry32は、とにかく気持ちよく聴けるようになった!
気持ちよすぎて、試聴中、何度も寝落ちしたw
本当に困ったw
(こりゃケーシングをマジで考えなきゃなぁ...)





と、以上で既にずいぶんな量になっている今回のエントリーですが、1つ、結果として大問題が残されてるじゃないかと気づいてるあなたはエライ!
それは、正式電源の座を完全に追われることに(私の中では)なった、2台のifi-audio iPower 5V君たちの、今後の処遇です!





これも既に考えがありました。
(だって2台で1.5マソデスよぉ。そりゃ考えるっしょ!)
実はこのこともあろうかと、Raspberry Piと手持ちUSB HDDを使ったNAS構築に、私は異様にこだわってたんですw
(NASを構築できなかったら、マジで電源が無駄になるところだったんですよぉ。NASを構築できないわ、電源も無駄にするわのダブルパンチで、最初の失敗以来、かなぁ〜り凹んでいたんです)




先日も紹介したように、NASに利用したのはポータブルなLaCieのHDDです。
本来はFireWire接続で使う事を前提とした製品です。





Power_souce_comp_05







Raspberry PiのUSBバスパワーだけでは動いてくれないので(昔のポータブルHDDですからね)、FireWireポートから給電させてました。
こいつを使ってね!





Power_souce_comp_06







最近の若い人(アァこんな言い方したくもない!)は見たこともないと思いますが、私と同年代で、初期のiPodを使った経験のある人ならば「アァこれは!」と思うはず!
FireWireポートを持ったACアダプターです!
ごく初期のiPodは、FireWire経由で楽曲ファイルの同期をさせ、充電もFireWireケーブル経由だったのですよ!
そのACアダプターだけ残していたのですが、まさかココで役に立つとは、私も思ってなかったですw



ただ難点もありまして、コイツでLaCieなHDDを駆動させると、USBケーブルを介してRaspberry PiがUSB Aポートからも給電されちゃうんですね。
おかげで、時々ではありますが、OSからはシャットダウンさせたのに、ラズパイが落ちてくれないという現象を引き起こしてくれてました。
(この電流逆流、たぶん音源再生に悪影響を与えてたんじゃないかな)




このHDDでNASを組むにあたっては、このACアダプターは一旦忘れて、安定稼働を第一に考え、LaCieなHDDにはバスパワーを持つUSBハブを介してRaspberry Piにぶら下がってもらいました。
(USBポートへの電流逆流でRaspberry Piが誤動作されちゃかなわんからな。ちなハブのACアダプターは5V/4.8A)




今後は余ったiPowerに、USBハブに代わってLaCieなHDDの電源になってもらおうと考えたのですが、なんとなんと、iPowerの5V/2.5Aでも電力不足でして、HDDが「チッ、チッ」と音をたてるだけ。
てんでディスクが回転してくれないんですよ!
これはHDD起動時のみの問題で、一旦回り始めさえすれば、iPowerの5V/2.5Aでヨユ〜なんですけどね。




ならばと、まずはこうする...




Power_souce_comp_07






ディスクの回転を確かめてからiPowerに接続し、FireWireケーブルは抜く...
(最近のiPower5VにはUSB Aメス変換ケーブルが付いてくれていて、本当に大助かりです)




Power_souce_comp_08






昔、エレコムの二股USBケーブルを買っておいてよかった!
(コイツとiPadとAppleカメラコネクションアダプターでDAC付きポタアンを鳴らしたのが、私のポータブルオーディオの出発点。つまり私のオーディオ趣味の原点なんです)




当然、接続させる相手のRaspberry Piも、iPower 5Vで駆動させます




で、ジャイアンのやることなので、NAS電源へのiPowerを投入以前・以後の音も聴き比べております!
事前予想は「たいして変わらないだろう」。




ダメ!
もうダメ!
もう昔の私には戻れない!
(誤解を与える表現だなw)



音楽に浸って、時の経過を忘れてしまう。
もっともっと聴いていたい。
そんな音になりましたとさ。
良音を聴いた記憶が一旦上書きされちゃうと、もう昔の音では満足できなくなっちゃうんですよねぇ...
アァ、なんて悲しいサガだろう...




今後、メインPCのバックアップ用にSynologyなNASを購入するかもしれませんが、それでもたぶん、音楽用NASの座には、ずっとこのRaspberry PiとLaCieなHDDコンビが居座り続けるんじゃないでしょうか


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コメント

DC-ArrowとiPowerの音質について完全に同感です。
iPowerは音質とは別の理由で手放しましたが、並のACアダプターとは比較にならないくらい綺麗な音でした。
少し派手めの出音では有りましたが。
DC-Arrowは更に使用部品を変更する事により、音質傾向の調整も可能ですから別の楽しみ方も可能でございますよ。
FireWireポートのACアダプターは初めて見ましたね、 その頃はApple製品を使用していませんでしたので。
次々と珍しい品物が登場して楽しいですね。

> ta_syumiさん
Macな珍宝館へようこそ!w(死語デスネ)
いつもコメントをありがとうございます!


iPowerだけしか知らなかったら、あれで満足してたと思います。でも知っちゃったから...
たかじんさが解説してくださった「負荷過渡応答」。そして「フィードバックに頼ることなく一定の電圧を出すためには真の低インピーダンス出力」を実現させたという説明。そしてどこかで読んだ「低ノイズだからいい電源というわけではない」という言葉。その意味を実感したくて、DC-Arrowに手を出しました。好ましい音に変化したのは、オマケのようなものですよ。そのオマケのおかげで、全ての試行錯誤が報われたんですけどねw
思うにiFI-audioのiPowerでは、ラズパイへの「負荷過渡応答」性能が足かせとなって、音楽再生上でのオーバーヘッドを露呈したのかもしれません。それだけラズパイの要求電力は暴れるんでしょうか。そう考えると、iPower使用時の音場がコンパクトにまとまる傾向を示した理由が見えてくる気がします。いい勉強になりました。
とは言え、それもDC-Arrowと比較したから分かること。iFI-audioの名誉のために申し添えると、iPowerは抜群にクリーンな電源であり、それはラズパイに使っても十分に力を発揮します。その辺のACアダプターでは決して出せない音を、ラズパイに吐き出させる電源です。決してこのエントリー、iPowerにダメだししている訳ではないってのは、ココを読んで下さる方には分かって欲しいです。

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