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2017年11月15日 (水)

ナンチャッテ新旧対決

前回のエントリーで、symphonic-mpd開発者のパパリウスさんがコメントを寄せて下さり、symphonic-mpdを2台で同時に走らせることができているジャイアンです。



エ?
そんなことして、どんな意味があるのかだって?




大した意味なんてないっすよ!w
HP-A8への入力ソースがアナログかデジタルかの違いがあるので、物理的にラインを抜き差しするという作業が不要です。
リモコンでHP-A8の入力切替を操作するだけで済みます。
なので、その時の気分で音を変えて音楽を聴く、なんてことがお気軽にできることぐらいですね。




ちなみに、I2S DACでは(DC-Arrowとの比較の上で)残念な音しか出せなかった電源ボードですが、symphonic-mpdでオーバークロックさせてるRPi3をチャンと走らせてることができてます。
(Element14製をarm_freq=1420)
なぁ〜んだ、やればできる子なんじゃないか〜w
コイツぅ〜!



その分、三端子レギュレータのヒートシンクがヤバイ温度になります。
クーリングファンの側に置いてあるので、使えているって感じですね。
RPi2で使っている時も、指をやっと置ける程度にまで発熱してましたからねぇ...





HP-A8には旭化成のAK4399が載っています。
そしてTerra-Berry DAC2にはAK4490が...




だったら、聴き比べしたくなっちゃうのが人情だよねぇ〜!




せっかくsymphonic-mpdを二台同時走らせることができるんです。
なので、ジャイアン一流の単純発想で、聞きくらべを企んでみました。
AK4399のポテンシャルを引き出すために専用開発されたUSB DACと、HAT規格という制約の上で、AK4137の力も借りて、最大限にアップサンプリングされた信号をAK4490でAD変換させているデバイスの吐き出す音を「比べる」という行為に、あんまり意味はないとは思うんですけどさw
(本来、比べるならHP-A8MK2とだろうとも思う)
でもオモシロソウじゃないですか!




ヘッドホンとスピーカーで聴き比べました。
ヘッドホンでは、なるたけ公平を期すために、HP-A8のボリュームもアンプも使わない“Direct Mode”で、手持ちの真空管ヘッドホンアンプにアナログ出力。
Terra-Berry DAC2からも同じラインケーブルで接続し、セレクタで切り替えられるように、コイツに...






Wooaudiowa2tubepreampheadphoneamp


(真空管は実機と違います)
(このアンプ自体にも色々手を加えたんだよなぁ...)




同時に2台走らせていると、前の音の印象が残っている内に、別機体の音を、同じ音源で聴けます。
この2台体制、聴き比べるには便利ですねw





最初にぶっちゃけちゃうと、2機から吐き出される音からは「コレがAKMの音なんだな」という、同系列上の音質を感じました。
載せられている回路が全く違うのに、DAC ICのキャラが音に出ている。
もっと言えば、Terra-Berry DAC2の方は、もっとなんとかできれば、もっとAK4490の実力を引き出すこともできるのかも知んねぇ〜なぁ〜とも思いました。
(BBB用にはモノラルで1個ずつ使えるボードもある)
それぐらい、両機の実力が伯仲しているように感じました。
(またはHiFiBerry Digi+ ProがHP-A8の実力を引っ張り出しているとも解釈できる)




分かりやすい違いを挙げれば、出力レベルがチョット違います。
たぶん4dBぐらいの差。
Terra-Berry DAC2の方が低いです。




ヘッドホン(TH900)で聴くと、HiFiBerry Digi+ Proで鳴らすHP-A8の音は(たぶんココはソースがUSBでも変わらないと思う)チョットだけウルサく感じる。
それも絶対的に「ウルサイ」のではなく、Terra-Berry DAC2と比較すれば「ウルサイ」とも言えるという程度で、普通は全く問題にならない。
(本質的には、決してウルサイ音をたてるDACじゃないです)




そんな風に、たまたま使った真空管ヘッドホンアンプの、またたまたま載せていた管球のキャラでそうなったのかも知れないけど、2台の間に大きな差は感じませんでした。




そして、これはヘッドホンを使う場合に限っての話だけども、HP-A8にはデジタルアウトもあるわけで、実はソイツは他のDACに繋がっている。






Balancedultradesktopamp_front
(コッチはアンプ)


Ultradesktopdac_front

(コッチがDAC。初期のESS DACチップ
ES9018Sが載ってます。ココで内部を紹介してます)



例のバランスヘッドホンアンプ用のDACなんだけど、一々同軸をつなぎ替えなくても、ヘッドホンをバランス駆動で鳴らせるのは楽ではある。
しかもHP-A8でアップサンプリングを加えて。
しかし、DACが古いのよねぇ(;´д`)トホホ…




このアンプを鳴らすために、Terra-Berry DAC2にはXLRなキャノンプラグも付けた。
そして出てくる音も、断然Terra-Berry DAC2の方がキモチイイ!
(この組み合わせじゃないと聴き取れない音があったりします)





話がチョット寄り道しました...





ヘッドホンとは違い、我が家のあり合わせスピーカーシステムで鳴らすと、その差はもうチョット分かりやすいです。
特に我が家の変態改造パワーアンプを使って大音量で鳴らすと...






スピーカーの場合、どちらもHP-A8をプリアンプとして使います。
(ココでHP-A8への改造が活きてくるw)
で、HiFiBerry Digi+ Proにぶら下げたHP-A8だと、スピーカーから出てくるのは、比較的メリハリの効いた音。
ヴォーカルものを聴くと、ヴォーカルが前にポンと出てきて聞こえるような感じです。
他には、比較的スッキリと聴けるといった印象が残りました。
とっても聴きやすい、疲れない音です。
私には「もうこれでいいじゃん」という音ですね。




対してTerra-Berry DAC2だと、HP-A8と比較して、全域に渡って全ての音がよく響いている印象が残ります。
少しだけまったり感。
また、これもHP-A8との比較の上ですが、音の重心が下るイメージ
もっとボリュームを開けたいと思わされちゃう、全くうるささを感じない音です。
特に、これはより耳につきやすいからだと思いますが、低域の気持ちいいアタック感と豊かで緻密な響きは、AK4490ならではなのでしょうね。





とは言え、使っているパワーアンプの素性が業務用のTOA P-150Dなので、真っ昼間でも35dBは絞らないといけないという...
たぶん、全力駆動させたら、スピーカーがもたないんじゃないかと思われ...
ツ、ツライ...
(全く家庭用には向かないアンプですw しかし、このムッチリとスピーカーを駆動してくれるところが捨てがたく...)






何にしても、どちらもアリな音ですw
そして、HiFiBerry Digi+ Proはできる子です!
もっとも、そのできる子ぶりを発揮させてやるために、電源を整え、symphonic-mpdでカリカリチューンのRPi3を使い、音源をNASに置いてますし、そのNASの電源からして...
この環境を一から構築するとなると、なかなかの手間とコストのかかる子ではありますね。
(私は安くあげている方だと思います)





そうそうそう、HiFiBerry Digi+ Pro(Proじゃない方もそうですが)の基板上に見える、同軸端子の後ろに控えている黒くて大ぶりなパーツは、ガルバニック絶縁トランスなのだそうです。






Hifiberry_digi_pro_05







これでDACとの間での電気的な絶縁を実現していると。
まぁ便利なパーツがあるんですねぇ!






普段、Terra-Berry DAC2は、DoPモードのスイッチをONにして“Manual”モードに、そしてDSD変換スイッチもONにして、全てDSD再生させてます。
(ヘッドホンアンプで聴き比べるときは“Auto”、つまりPCM再生でした)
コチラの方が、幾分、音が丸くなると言うか、マイルドに響いてくれる印象があります。





また愛用しているsymphonic-mpdがAirPlay再生品質にも力を入れて下さっているので、私も存分に使わせてもらっています。
特にiTunesのRadioとかで。
配信でも、これだけ高い品質の音で、音楽を自宅で気軽に楽しめるのは、本当に嬉しいですね。






そもそもなお話を少し...






私はテレビを観なくなって久しいのですが、代わりに配信サービスを利用しています。
気の利いたセットボックスも持っていないので、配信サービス利用の場合はMacを起ち上げます。
その音声は、USBを介してHP-A8で出してます。




それで、かねがね感じていたんです。
ビットレートが高いとは言えない配信サービスの音でさえ、これだけ気持ちよく鳴らしてくれるHP-A8。
この音を、ラズパイ+HP-A8で気軽に楽しめないものか、と。




ラズパイにUSBでぶら下げることはできます。
できるんですが、音がねぇ...
私がラズパイオーディオを知って、最初にやったのが、USBでHP-A8を鳴らすことだったんですよね。
で、その音が全く気に入らなかった。
(USBラインには結構な投資をしているにもかかわらず)
それが遠因になって、私はI2S DACにのめり込んでいったのです。





そんな経験を持つ私が、マスターモードで動くI2SなDDCを発見したら、そりゃ食指が動かないわけがないのです!
で、ラズパイで外部DACを使いたいなら、HiFiBerry Digi+ Proのようなデジタルトランスポートを使うのが正義だなと、今回の検証を通じて改めて思いました。
(AK4339とAK4490の音の違いとか、私には大した問題じゃありません)
(HiFiBerry Digi+ ProからI2Sを引っ張り出して外部DACに繋ぎゃいいじゃんという向きもありますが、それはそうしたことが好きな方にお任せします。私はやらない)




=====================




そうそうそう、symphonic-mpdを2台で同時に走らせていて知ったことを少し。





symphonic-mpdは、AirPlayを使えるデバイス上では“I2S”と表示されます。
で、2台目のsymphonic-mpdを走らせると、ソイツはAirPlayからは“I2S #2”で認識されるようです。
ただし、この2台はAirPlay上では排他的関係で、AirPlay表示の上ではどちらか一つしか現れません。
しかも、再生に使えることもあれば、1台をシャットダウンさせないと使えない場合もある。
この辺の挙動は、macOSとiOSで違ったり、またタイミングでも変わったりと、一定ではありません。
そもそも、2台同時にsymphonic-mpd走らせる必要が、どこにあるんだよ!というお話ではあります。




今はチョットした理由でTerra-Berry DAC2をメインに使ってますが、今後はSabreBerry32やmsBerryDACもsymphonic-mpdで走らせて使いたいなと思ってます。
そうなると、音質的にHP-A8とは全く違うことになるわけで、2台同時に走らせる大義名分(?)も立つというものです!





何にしても、HiFiBerry Digi+ Proを同時に走らせていても、上に挙げたような特殊なAirPlay再生の場合を除いて、私の環境で邪魔になることはありません。
そして、せっかくコイツのための電源も修理したんだし。
せいぜい使い倒してやりたいと思っています( ̄ー ̄)ニヤリ



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コメント

ジャイアンさん、こんにちは。

お使いの真空管ヘッドホンアンプ、存在感があって可愛いヤツですね!

AirPlayデバイス名は、
/etc/shairport-sync.conf
にname = "I2S"という箇所で設定しています。
2台でそれぞれ別の名称をつけてみるとどうでしょうか。

それだけではうまく動かない場合は、
ホスト名をいじったり、/etc/avahi/avahi-daemon.confを直したりする必要があるかもしれません。

> パパリウスさん
コメントをありがとうございます!
イヤァ〜〜、こんな個人的なことまでサポートまでしていただいて、ありがたいです!


で、さっそく“/etc/shairport-sync.conf”をいじりました。name="I2S"を書き換えるだけでO.K.でした!
私だけが分かればそれでいいんですが、そそっかしい私ですので、間違えないように両方とも書き換えました。コレ、便利です!使えますね、この手!

おお、shairport-sync.confだけでOKでしたか!
(avahiに飛び火しなくてよかったです。ホッとしました。)

> パパリウスさん
エェ、バッチリです!
アドバイスをありがとうございました!


ちなみに、先のコメントで触れてくださった真空管ヘッドホンアンプですが、これはネットを通じてお知り合いになれた方のご厚意で入手できたブツなんです。日本に未進出な会社の製品なので、持っている人も少ないんじゃないかと。我が家のスピーカーも、そうした縁で手に入ったモノですし、ネットを通じたオーディオ仲間との交流が私のオーディオ趣味を豊かなモノにしてくれています。
今回のAirPlayの件やsymphonic-mpdにかかわるあれやこれやも、同様に私のオーディオ生活を豊かなモノにしてくれています。本当にありがたいことだと思っています!

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