« どちらも秀逸な話題 | トップページ | ナンチャッテ新旧対決 »

2017年11月12日 (日)

Raspberry Pi 尽くし

先日、HiFiBerry Digi+ Proに外部電源を供給するように改造したわけですが、本日はその続報です。



前回は書きませんでしたが、素の状態でHP-A8の同軸入力に接続して出てきた音には、実は相当ガッカリしていたジャイアンです。
RCAで入力した音よりは、ベールが一枚も二枚も剥がれ落ちたような音ではありましたが、なんかウルサイ音で、「やはり価格なりの音なのかなぁ」などと思っていたんですよ、ホント。



なので、コイツの為にトランスを購入することに、結構ためらいがありました。
そこまでコストをかけても、コイツは結局それなりの音しか出せない(音を出すのはHP-A8ですけどね)んじゃないかってね。





そもそもHiFiBerry Digi+ Proが吐き出すSPDIFには、SPDIFならではの宿命的な問題もあります。
その辺の話は、たかじんさんがとても分かりやすく解説して下さってます。




SPDIF転送の仕組みと落とし穴





幸いなことに、私が愛用しているFOSTEXのHP-A8には、外部から入力されたデジタル信号を、内部クロックをマスタークロックとして再生しちゃう機能があります。
(もちろん外部クロック信号をそのまま使うこともできる)




そうした諸々の懸念があったので、大した期待もせずにやっちまった改造です。
ですが、外部から3.3V電源を給電できるように改造したHiFiBerry Digi+ Proは、ものの見事にそうした私の懸念を、思いっきりいい意味で裏切ってくれました!





Difiberry_digi_pro_05






もし私が他のI2SなDACカードを知らなかったら、もうコレで満足してしまうところですw
(もちろん私のHP-A8の電子ボリュームに施した改造も、それなりに貢献してくれているんだと思う)
正直なところ、ここまでHP-A8の能力を引き出してくれるとは思ってなかった私には、もう驚きでした。
私の聴感上では、HP-A8で一番音がイイのはSD再生、次にBitPerfectというアドオンソフトでUSB排他接続させたMac Proからの再生、その次に僅差でHiFiBerry Digi+ Proって感じです。



使い勝手の悪すぎるSD再生は論外としても、お手軽な操作性や消費電力を考えたら、Mac再生とHiFiBerry Digi+ Pro再生の僅差なんて、意味ないです。
結果として、私の中ではHiFiBerry Digi+ Proの圧勝ですw




しかし同時に、コレについての音の評価は、下流に何を繋ぐかによって思いっきり音が変わるので、あまり意味がないかなぁと思っています。




私の場合、幸いにしてTerra-Berry DAC2というAK4490を搭載したI2S DACもあるので、AK4399を搭載したHP-A8とで変則的な「AKMの新旧対決」を楽しめます。
とは言え、かたやHATなカードに搭載されたAK4490に対して、持てる力を遺憾なく発揮させるために入念に回路設計されたHP-A8のAK4399では、ハンデがありすぎじゃないかなとも思います。
そう思わされるぐらい、HiFiBerry Digi+ ProによってHP-A8が吐き出す音は、とても鮮烈です。




音の厚みというか、密度というか、低域のアタック感や、音の細部の表現力はTerra-Berry DAC2に分があるように感じます。
その音、十分に魅力的。
さすが現世代DAC ICです。
対して、外部電源化したHiFiBerry Digi+ Proと変態改造HP-A8のタッグが醸し出す音では、異次元なところから響いてくる鮮烈さを堪能できます。
(それはSDカード再生に近いものがあります)
どっちのICが古くて、どっちが新しいとか、そういう次元で語ったら勿体ない。
この音は、もう双方の個性です。
いやもう、これは両方とも手放せないですねw




また、前回のエントリー「どちらも秀逸な話題」で触れたように、修理した電源とDC-Arrowとで、I2SなDACの出音を比較すると、明かな差がありました。
しかしこれは、HiFiBerry Digi+ Proのようなシングルタスクなデジタル回路では、さほど問題にならないんじゃないかなと思っています。
なのでHiFiBerry Digi+ Proには、この電源で今後もいこうと思ってます。
(これ以上コストをかけるのもなぁ、とも思いますしね)
(前回のエントリーでは、Terra-Berry DAC2に給電させて、その出音を聴き比べてみました。そのTerra-Berry DAC2は、DACだけでなく、オペアンプなどを搭載しアンプとして機能するアナログ回路も含んでいます。そういう部分が、一番、必要電力を変動させる要因になると、素人頭の私は考えるのです。そうした変動に追随する能力に、DC-Arrowの方が長けていた。それが、前回のエントリーのような結果に繋がったんじゃなかろうかと、電気素人の私は考えています)




試しに、今回修理した電源からTerra-Berry DAC2を搭載するRPi3に給電させてみました。
電源以外は、DC-Arrowを使う場合と同じ条件です。






Difiberry_digi_pro_04_2






コチラの方が音は引っ込んで聞こえるし、明らかにDC-Arrowを使った方がいいなぁと思わされる結果になりました。
しかしその差は、I2SなTerra-Berry DAC2に給電させた時ほどには、分かりやすいものではないようも感じられました。





だったら....




ということで、今はこの電源基板からHiFiBerry Digi+ Proと、それを搭載するRPi3に給電させています。
つまりコイツを...





Difiberry_digi_pro_07






上も下もマルッとコイツにぶら下げているわけです。




Difiberry_digi_pro_04_3





DC-ArrowにはTerra-Berry DAC2とRPi3をぶら下げて、symphonic-mpdを走らせる!
(これなら例の電源投入順序の作法を気にしないで済みますしw)
現在はラズパイDACとラズパイDDCの二台体制ですw
デジタル出しとアナログ出しの違いに加え、豊富なI/Oを持つHP-A8だからできる芸当ですw
そんなことをして、どんな意味があるんだ?という根本的な疑問は残りますがw




さすがに二台でsymphonic-mpdを走らせるという訳にはいかないので(誤動作します。ホスト名を変更してもダメ。たぶんAirPlayあたりで競合しちゃってるんじゃないでしょうか)、HiFiBerry Digi+ Proはmoode 3.8.4を走らせてます。





Moode





音は絶対にsymphonic-mpdの方が私好みなのですが...一度に二台を同時に走らせる私が悪いんです!
moodeを走らせるRPi3のUSBには、4つとも、先日作ったUSBターミネーターを刺しました。
これだけでも結構な変化があって、ま、これならこれでもいいじゃんって感じです。
このように二台同時に走らせれば、完全にイーブンな条件ではないですが、入力を切り替えるだけで簡単に音を聴き比べできます。
それまでは、いちいち電源を切り替えたりする作業が必要でした。
その作業の間に、前の音の記憶が曖昧になる...
その曖昧さに比べれば、イーブンでない条件による曖昧さの方が、まだ許せるかな、なんてねw




またこの電源では、symphonic-mpdのオーバークロック仕様で走るRPi3を、満足に駆動できないもようです。
曲は再生されるものの、途中で他の操作を一切受け付けなくなりますw
(そもそもこの電源ボードでRPi3を動かすこと自体が無謀)
RPi3自体がmade in ChainaなElement14製ですしね...




このエントリー、iTunesのRadioをAirPlayを介し、symphonic-mpdで走らせているTerra-Berry DAC2で鳴らしながら打ってます。
USBでHP-A8に転送して鳴らせばいいんですが(とてもクリアで綺麗な音です)、この「ミチッ」とした鳴りっぷりもまた癖になるんですよねぇ...



にしても現在、私の目の前で、NASも含めて都合3台のRaspberry Piが走ってる...
私のDIYオーディオは、いよいよRaspberry Pi尽くしの様相を呈してきましたw





ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 PC家電ブログ オーディオへ にほんブログ村 PC家電ブログ PCオーディオへ



« どちらも秀逸な話題 | トップページ | ナンチャッテ新旧対決 »

「パソコン・インターネット」カテゴリの記事

「趣味」カテゴリの記事

「音楽」カテゴリの記事

コメント

ジャイアンさん、こんにちは

いつもブログを楽しみに拝見しています。
同一ネットワークに複数台設置する場合ですが、
avahi(Bonjour)の動作を注意する必要があります。

最初の1台は、smpd.localというホスト名で広報されますが、
2台目はsmpd-2.local(だったかな?)というように、別の名前になります。
ブラウザからのアクセスや、ssh接続はこの点にご注意ください。

また、symphonic-mpdの排他実行機能は、mpd再生時にAirplay(shairport-sync)やSpotify Connect(librespot)に加え、avahiも停止します。
avahiを停止するかどうかの判断ロジックは、
「Web UIにsmpd.localでアクセスしている場合はavahiによる名前解決が必要なのでavahiは起動したままにする。それ以外の場合(IPアドレスでアクセスしている場合を想定)は、avahiは不要なので停止するか。」
という動作になっています。

このロジックでは「smpd.local」を決め打ちして判定に使っており、ホスト名の変更を想定していません。従いまして、もし2台目のホスト名がsmpd-2.localということを確認した上でWeb UIに接続したとしても、mpdで再生を開始すると必ずavahiが停止され、ホスト名ではWeb UIやsshに接続できなくなってしまいます。(たぶん、Web UIが応答しなくなると思います。)
※ホスト名を決め打ちしている部分はあまりに恥ずかしいので、いずれ修正したいと思います。

これらの事情を察していただき、同一ネットワーク内に複数台立てる場合はIPアドレスでアクセスしていただけると幸いです(笑

> パパリウスさん
コメントをありがとうございます!


> いつもブログを楽しみに拝見しています


いや、恐れ多いことで(@@;)
何も分かっていない素人が、好き勝手に書き殴っているだけのブログです。でも、このようにして有益な情報を得られるのは、自ら情報発信しているからこその醍醐味。いや、本当にありがたいです!
なるほど、あれはフリーズではなく、avahiが排他実行された結果だったのですか!言われてみれば、確かにWebUIからの操作が一切できなくなりました。そぉ〜かぁ〜、host名の変更は無意味だったんですねぇw
さっそく2台ともsymphonic-mpdで走らせ、IPアドレスでアクセスしてます。問題なく走りますし、WebUIも使えます!さっそく両方で同じ曲を再生させて聴き比べて遊んでます。


HiFiBerry Digi+ Proも、moodeとsymphonic-mpdでは音質に一聴瞭然な違いがあり、symphonic-mpdの方が断然私の好みなんです。低域のアタック感が増し、音離れがよく、HP-A8を本当に美味しく駆動してくれているなと感じます。特に音離れの良さは特筆もので、これがDDCならではの特徴なのかも知れません。
2台同時駆動なんて想定外でしょうが、そうした想定外をやっちゃうのが素人ですw 一手間かかることが分かりましたが、これで無事にWebUIから操作できます。ありがとうございました。

おじゃまします。
複数symphonic-mpdを走らせるとこんな事になる可能性が有ったのですね。
私はIPアドレスでの接続にしてます、各RPi基板毎をIPアドレスで区別しているので問題無いのですが、知らないとハマりますね。
symphonic-mpdは高音質化の為に、こんな部分まで徹底している事にも驚きました。最近もバージョンアップが激しくて内容には付いて行けていないのですが、恩恵だけはシッカリ受けさせて頂いております。
電源を変更されたHiFiBerry Digi+ ProのS/PDIF出力音質には、興味が有ったんですよね。ジャイアンのおかげで何となくですが音質レベルを勝手に理解できました。チョットおもしろそうと思ってます。
HiFiBerry Digi+ Proは国内では入手できないでしょうか?

> ta_syumiさん
いつもコメントをありがとうございます!
ta_syumiさんも複数機I2S DACを載せたRPiをお持ちですから「複数台を同時に走らせたりしてないのかなぁ?」と思ってたんですよ。IPアドレスを決め打ちして使っていらっしゃるとまでは思ってませんでしたがw
moodeにしてもvolumioにしても、host名やAirPlayに表示させる名称を変更できるようになっていますから、それができて当たり前で、それで同時に走らせることもできるんじゃないのか?などと勝手に思い込んでいましたw
symphonic-mpdを2台同時に走らせているとAirPlayでチョット問題が起こるんですが、その辺は次のエントリーで書こうと思ってます。symphonic-mpdでのAirPlay再生品質は、パパリウスさん自身も仰っていますが、なかなか秀逸ですしね。


HiFiBerry Digi+ Proですが、日本ではコイズミ無線さんが扱っているようですね。
http://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=1665822
ココを読んで初めて知りましたが、コイツ、ガルバニック絶縁トランスを搭載しているんですね。「何だこの黒いヤツは?」と思ってましたが、そういうことだったのかぁ〜w
価格を考えると、かなり躊躇を覚えます。コレにもう少し足して本家に注文すると、専用スチールケースと送料まで買えちゃいますから。加えて納期が...


で、コイツにHP-A8をぶら下げた音と、Terra-Berry DAC2の音を、真空管ヘッドホンアンプを通して聴き比べてみました。全く不公平極まりないAKM新旧DAC ICの聴き比べです。いや、コイツ、マジでイイ仕事しますよ!但し、その仕事をさせるためには、電源回りに追加投資が必要なのですが、ta_syumiさんの場合は既にお持ちですからハードルは低いですね。本国から購入するのが憚れるということは、やはりご家族の手前ということでしょうか...勝手にお察しいたします^_^;

IPアドレスの方がピンとくると言いますか、名前解決などされていないネットワークを触る事が多いので、家庭でもそうなってしまうだけです。
HiFiBerry Digi+ Proの販売先情報をありがとうございます。
国内と言うのは海外からの購入経験が無いのでビビッているのが本音です。田舎者にとっては国内通販は日常的ですが、外国は別なんです。
リンク先に行きましたが、言われる通りに高く、納期1ヶ月で注文すら忘れそうです。私にはお気軽では無かったですね。

> ta_syumiさん
私は逆に家でしかLANに触る機会がありませんし、自宅LANに何台もデバイスをぶら下げる機会自体が、ラズパイを触るまでありませんでした。その上、Bonjourを搭載したMacユーザーですから、IPアドレスを叩くこと自体なかったという...^_^;
確かに海外からの直接購入は、未体験だとハードル高く感じちゃいますよね。私は米国のALOとかが初体験だったのですが、さすがに米国だと郵便というオプションすらなく、FedEx一択だったような。その点、ドイツやスイスは郵便でも安心して使えるようです。今回も追跡もできない普通郵便だったんですよ。千円ほど足せば、追跡できるサービス付きの方法で送ってくれますが、それさえもケチりましたw
HiFiBerry社の場合、アカウントを作って、バスケットに商品を放り込み、決済にクレカかPayPalを入力すれば発送してくれます。メールでのやり取りがないので、日本語を使えないという以外は、国内通販利用と大差はないです。それでも初体験だとドキドキですけど。私は郵便番号(Zip Code)の入力を間違えちゃいました。
ブツが日本に入りさえすれば、後は日本郵便が頑張ってくれます。だから“Japan”と明記されてりゃ大丈夫だろう、ぐらいに私は考えてましたw 日本の物流システムは優秀ですから。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576892/66035082

この記事へのトラックバック一覧です: Raspberry Pi 尽くし:

« どちらも秀逸な話題 | トップページ | ナンチャッテ新旧対決 »

フォト

本日のアクセス累計数


Twitter


カテゴリー

  • おすすめサイト
  • アニメ・コミック
  • パソコン・インターネット
  • ファッション・アクセサリ
  • 住まい・インテリア
  • 携帯・デジカメ
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 趣味
  • 音楽
2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

ブログランキング

アフィリエイト

  • Amazon ウィジェット
  • 楽天アフィリエイト
  • Amazon アソシエイト