へし折った話と繋げた話
SDカードをへし折ってしまって、泣いているジャイアンです、こんばんは!
私はTerra-Berry DAC2を、このようなミニマムなケースに詰め込んで使っているのですが...
ばらして、また組み上げる度に、よくこんなケースに押し込められたものだと、いつも悪戦苦闘しております。
今回も悪戦苦闘しておりましたら、指先に「ペキ!」という感触...
いったい今のは何だったんだろう...
とその時は気づかなかったのですが、いざ電源投入の段階で、起動しないことに気づいてしまったのです。
そー、やっちまったのです!
SDカードを挿したまま、基板をケースに押し込もうとして...
力をかけてはならぬ方向に力をかけられたSDカードは、ほんの少しくの字に曲がっております。
内部で断線してますねぇ〜
ご昇天ですねぇ〜
泣けますねぇ〜
泣けると言えば、私の据置オーディオは、ソースの切り替えを真空管ヘッドホンアンプでやってます。
電気をバカスカ喰ってくれます。
チョットハム載ります。
せっかくブラッシュアップさせた音を、ボリュームや真空管をくぐらせてからPAに入れるとか、ハッキリ言って、一周回って別の音にしているようなもの。
これはなんとかせねば!
だったらラインセレクターでも導入してやろうかとも考えていたのですが、調べてみると、これが地味にお高い!
仕様も、チョット私には気にくわなかったりしますしね。
だったら、自分で作っちゃえ!
それが今回の趣旨であります!w
しかし、ケースやロータリースイッチ、RCA端子に線材と、色々漁っていると、これがまた結構なお値段に。
ま、この際チョットイイものを使ってやろうと欲張る私が悪いんですけどね。
でも、コレだけのコストをかけてコケたら、本当に笑えない!と考え直し、手持ちの材料だけで何とかならないかと思案にくれたのでありますよ。
そして、格好の獲物が手元にアルのことに気づいてしまったのでございますよw
私が欲しいのは、入力2系統で出力1系統。
だったら、だったらさ、ロータリースイッチじゃなくて、普通にトグルスイッチでよくね?
そう思っちゃったんですね。
おりよく私のガラクタ箱の中に、4回路2接点のスイッチが転がってました。
だったらこれを使って、GNDも含めてマルッと入力を切り替えられるようにしてやろう。
そのように考えてみたのです。
で問題は、入力切り替え時のポップノイズです。
先輩に相談したら「入力側の信号線に小容量のコンデンサを置くと良いよ」とのアドバイス。
ウ〜ム、そこまで都合良く、小容量(pF程度)のブツがありません。
0.1µFなら転がってるんだけどなぁ〜
ウン!
先ずはともかく、試しに作ってみよう!
(ヒトバシラー思考w)
作ってみれば、問題点も見えてくるっしょ!
ってわけで、これまたガラクタ箱の中に転がっていたコイツが、今回の犠牲になることになりました。
ライン分配器です。
中はこうなっていまして....
各信号線に350Ωの抵抗が置かれ、信号が均等に各出力に分配されるようになっています。
コイツと...
昔、作ったヘッドホンアンプに使っていた4回路2接点スイッチを、ガラクタから引っこ抜いてきましたw
もう今後、ライン分配器を使う予定はないので、サクッと解体。
そして、出力側のGNDに単線を、信号ラインには確かメタライズドなフィルムコン。
容量と種類に不満はありますが、これも実験と割り切って、こうしてやりました。
コイツと...
コイツを...
このように接続。
内部にコアブリッドBも詰め込んで、組み上げる。
入力と出力端子を見分ける目的もかねて、GNDだけを出力端子と接続させている空き端子に除電プラグも刺してやりました。
で、結論から書くと、使えなくはないけども、コレではダメですね。
まず、コンデンサがダメ。
容量が大きすぎるのと、このコンデンサだと音がハイ上がりになっちゃう。
(先輩は電解コント抱き合わせてみたらと言っていたけど、そこまでの手はかけたくない)
小容量のルビコンにでも置き換えてやろうかとも思いましたが、結局はコンデンサの音を聴くことになっちゃうんですよねぇ。
音質の変化を嫌ってのセレクターなのに、それではなぁ〜と思いとどまるのです。
次に、トグルスイッチがダメ。
どうも2接点のスイッチだと、一瞬だけども、二つの入力から同時に出力へと信号が流れる瞬間があるみたい。
(ON/OFF/ONのヤツだったら大丈夫かも)
信号線に置いた容量大きめのコンデンサも手伝って、結構なポップノイズが鳴ってくれます。
スピーカーを壊すほどの出力じゃないけども、PAのピークインジケーターがたまに点灯するぐらいのノイズが出る。
スイッチをユックリと操作すると、ノイズの出る時間もチョットだけ長くなる。
ということで、もうコンデンサを使うのは止めて、素直にラインで直結しちゃえ!ということで...
これでもポップノイズは出るけども、コンデンサを置いたときほどのレベルじゃない。
音がハイ上がりになることもない。
DACとPAの直結に比べると、若干の音質変化を感じ取れるけども、利便性と秤にかけたら許容範囲内かなぁ〜って感じ。
(音質の変化はスイッチの影響かなぁ...)
ポップノイズは、切り替え時にPAの入力ゲインを絞ってやることで、簡単に対応可能。
ということで、これでいっちゃおうと思います。
市販品のラインセレクターは、左右も含めて全てのGNDが共通になっていたり、左右は分かれているけれども、やはり全端子のGNDが繋がっているものばかり。
価格が高いってのもあるけれども、出力に使わないデバイスのGNDまでもが他のデバイスのGNDに繋がるのが、どぉ〜にも気に入らなかったんですね。
そうしたことも、自分で作ってみようと思い立った動機です。
それに、使っていないRCA端子がたくさん付いているデバイスも転がっていたしね。
で、なんでこんなことをしてやろうと考えたのか、その最大の理由は別にあるのだけども、その辺のお話は次の機会にしたいのです。
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私もSDカードを一枚オシャカにしてしまいました。2週間ぐらい前の話ですが、、、
ぱっと見は普通なんですが、読み書きもフォーマットも出来なくなってしまいました。
無理な力をかけちゃったんですよね。思い当たる節があるので、泣く泣く処分です。
メイン開発環境のSDでは無くて幸いでした。バックアップは重要ですねー。
投稿: パパリウス | 2017年12月15日 (金) 12時28分
> パパリウスさん
コメントをありがとうございます!
私も今回は「ア、なんかやっちまったな」とすぐ思ったのですが、SDカードをへし折っていたとは本当に痛恨事でした。私は安いclass4のカードをラズパイ用に使っていますが、他のカードとの運用面の問題から、16GBを買わざる得ないのもまた痛恨。千円になるか800円で済むかと、ちっさい違いですがw
ホント、バックアップは重要ですねぇ〜〜!symphonic-mpdは軽量なので、一から書き込んでもたかが知れてるからと、ある時期までバックアップを取らないで使ってました。プラグイン機能が出てきてからですね、バックアップを取るようになったのは。symphonic-mpdだけで三枚カードを使ってますので、さらに余計な手間でして。設定違うし、入れてるプラグインも違うし。おかげでバックアップ中も音楽を聴けるので助かるのですが、自分でも「何やってんだろ、オレ」と笑ってますw
それでも助かるのは、やはりsymphonic-mpdが軽量であることです。おかげでバックアップにかかる時間も短いです。これがvolumioやmoOdeだと、アニメを一話観ても、まだ終わってないという(時間計測の尺度に問題ありですねw)
投稿: ジャイアン | 2017年12月15日 (金) 17時48分