symphonic-mpd again!!
しばらくオーディオネタから遠ざかっておりました当ブログ。
遠ざかっていたと言うよりも、更新自体を行っていませんでした。
理由は複数あるのですが、その中の1つは、オーディオよりも優先度の高いことができたから。
そして、これが最初の理由になったのですが、symphonic-mpdの開発が止まったからなのですよ。
いやもう、開発者さんどうしちゃったのよぉ?大丈夫ぅ?お元気なのぉ?と、まるでオネエののようなノリで気を揉んじゃったんですが、実はこの半年間、着実に開発を進めておられたということを、今日になって知った迂闊なジャイアンです、こんにちは!
ってことで、symphonic-mpd v0.5.0がリリースされました!
(詳しいことはコチラで)
イヤ、メデタイ!ヽ(´▽`)/
さっそく、手持ちI2Sの内、HiFiBerry Digi+ ProとTerra-Berry DAC2で動作確認を取りました。
Terra-Berry DAC2に関して朗報。
v0.4.3に引き続き、シリアルポート通信を利用するプラグインが同梱されています。
sshログイン後、ゴニョゴニョする必要はありますが、ボリューム(デジタルアッテネータ)を含め、チャンと動作してくれます。
(需要があるならまとめ書いちゃうけど、どうしよう...)
HiFiBerry Digi+ Proで「アレレ〜?」と思う挙動が見られました。
“/boot/config.txt”内の“I2S DAC”を記述する一行を(config.txtの一番頭にある項目です)“hifiberry-digi-pro”のみにする必要がありました。
(つまり“dtoverlay=”は付けないということ)
自分のケアレスミスが原因で偶然気づいたのですが、気づけてホントーによかったです!
ケアレスミスバンザイ!
(“dtoverlay=rpi-dac”の一行を丸々選択して、“hifiberry-digi-pro”をペーストしちゃってたんですね。でもね、それでもチャンと動いてたんですよ。でも「これはアカンだろう」と“dtoverlay=”を後から加えてみたら、動かなくなったという。それで判明しました)気づけなかったら「なんてできない子!」と勘違いしてしまうところでした(;;;´Д`)
6/7追記:
“dtoverlay=hifiberry-digi-pro”で正しかったです!
私がケアレスミスにミス重ねてしまった結果、上に書いたような勘違いをするに至ったことが分かりました。
誤った情報を記載し、申し訳ありませんでした!ι(´Д`υ)アセアセ
記述を正しく“dtoverlay=hifiberry-digi-pro”とすることで、チャンと機能するようになったのでしょう。
とても満足のいく響きを楽しめるようになりました。
私的に絶対に外せないAirPlayもモーマンタイ!
I2Sを載せたラズパイを常に2台走らせている変態ですので、さっそく“/etc/shairport-sync.conf”を編集して、AirPlay用のホスト名を変更。
レイテンシーグラフを見ると、v0.5.0では4つのコアでレイテンシーの値がほぼ揃っていることが見て取れます。
他、仕様や制限事項、チップスなどについても説明がありますので、詳しいことはご本家のスレッドをご覧ください。
sshログインしての作業とか久しぶりだったので、「アレどうやったっけ?」「あのファイルはどこだっけ?」と変な汗をかきました(;´д`)トホホ…
巷ではvolumio2とかmoode4とか、他にも出てきていますが、私はずっとsymphonic-mpd v0.4.3一本できてました。
機能的にはこれで必要十分でしたし、何より音でこれを超えるモノがなかなかなくてねぇ。
PPAPなlightMPDで走らせるHiFiBerry Digi+ Proには唸らせられましたが、なぜかハイレゾを通そうとすると鳴ってくれなくて、私が泣きました(笑
(何度もトライしたのですが、どーしてもダメで。コレはもうDigi+ Proは未対応ないんじゃなかろうかと、諦めました)
(我が家のHP-A8でこんな音を出せるのかよ!と驚いたのですけどねぇ...)
で、音質と使い勝手のバランスを取って、私的にはsymphonic-mpd v0.4.3一択だったのです。
で、ここにきてのv0.5.0での仕切り直し。
まだ3時間程度しか聴いてませんが、前よりも若干よく響くようになったかなって感じがしてます。
基本的に、以前のバージョンでも見られた傾向性がそのまま引き継がれているんでしょうね。
私的には好ましい響きです。
過去バージョンに引き続き、sshログインを必要とするなどハードルの高い部分は相変わらずですが、それもsymphonic-mpdらしくてイイ!
そもそもLinuxなのですから、使い倒そうと思えばその辺の労は避けられないと思いますし、それもまた楽しなのですよヽ(´▽`)/
6/4 追記:
最近、AirPlay利用の機会が増えているんですが、いつも聴いている音に、symphonic-mpd v0.5の真価が見えたような気がしています。
表現が適当かどうか分かりませんが、私の環境ではよりシュアでピュアな響きになったように感じます。
エエですねぇ〜!
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いやーうれしい情報、ありがとうございます。
私も設定方法などは色々浮気していたので、すっかり忘れています。
これから本家サイトを見に行ってきます。
いかん! 仕事中だった。
投稿: ta_syumi | 2018年6月 4日 (月) 12時56分
> ta_syumiさん
お仕事中の訪問、ありがとうございます!ヽ(´▽`)/
日中は職場からアクセスされる方が多いですね。アクセスしてきた企業や学校などの団体名も統計情報で見られるのですが「まさかここが仕事に関係するわけがない」というところばかりでして(・∀・)ニヤニヤ
symphonic-mpd v0.5.0リリースは、私もTwitterのタイムラインで知りました。嬉しかったですねぇ。久々にオーディオヲタの血がたぎりました。
開発者さまには色々と思う所があったようです。それもやむなしですね。ソフトウェアとは言え、自分で開発したものを世にリリースするのは、一種の自己表現です。表出物とも言えるsymphonic-mpdによって、周囲からかフィードバックされてくる反応、lightMPDに見られたような新しい動きなどは、開発者さまにとっては自己を再認識せざる得ない状況を作ったと思うんですよ。その再認識には、痛みを伴うものもあったでしょうし、チャンと向き合い、折り合いを付けるために時間がかかるのは当然のことなんです。これはなかなか困難なことで、クリエイティブな作業に従事する人に、まま見られることだなぁと思ってます。私は仕事柄、折り合いを付けられないまま自分を追い詰め続け、果てに潰れていった人を何人か見てきています。有能な人ほど、繊細で壊れやすい。有能であり、繊細でもあり、タフでもあるという人は、ホントーに希有です。
今回は、よくぞ戻ってきて下さったと、安堵と感謝の想いでいます。今後も根を詰めず、take it easyなノリで開発者さま自身が楽しんでいただきたいなぁと、一ユーザーとして思っています。
投稿: ジャイアン | 2018年6月 4日 (月) 18時25分
ジャイアンさん
お久しぶりです。
しばらくupnpとlightMPDの直結で聴いていましたが、新しいSMPDのヴァージョンがでたということで
さっそく構成を変えてみました。
シングル構成で出てくるからには相当煮詰めてあるはずと期待して、立ち上げてビックリしましたよ!
完成度が高い!
耳に痛くないので聴き疲れしません。
かといって鈍った音でもない。
クロックも変えたら、さらに素晴らしい
これから、どういう方向へ行くのか楽しみです。
投稿: ひろくん | 2018年6月15日 (金) 21時52分
> ひろくん
コメントをありがとうございます!
私も、スレッドで紹介されている“arm_freq=882”などと“core_freq=401”で普段使いしている最中です。
“core_freq=441”で「オォ!」という驚きがありましたが、“core_freq=401”で柔らかくほどけた響きに変化して、再び「オォ!」と驚いちゃいました。
HiFiBerry Digi+ ProとTerra-Berry DAC2の2台をナンチャッテ据置システムの上に置き、手作りのナンチャッテセレクターで入力を切り替えられるようにしているのですが、2台とも我が家の70年代ものスピーカーでも十分に分かっちゃう変化があります。面白いですねぇ〜
今後のアプデの様子を見ながら、msBerryDACやSabreBerry32も鳴らしてみようと思ってます。
投稿: ジャイアン | 2018年6月16日 (土) 01時22分
ジャイアンさん
お久しぶりです。
年末が近づいてきて何かと気ぜわしいですね。
ところで、symphonic-mpdのv0.7.0ベータ版が公開されましたね!
このところの音質向上は目覚ましいものがあったのですが、また一段上に行ったようです。
これから、どうなっていくか、ますます楽しみです!
投稿: ひろくん | 2018年12月 9日 (日) 10時58分