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2019年4月28日 (日)

ビンテージってホント大変

ドォ〜モドォ〜モ、つい最近、ご近所にお住まいのご婦人から「大好き!」と告られたジャイアンです。

私は昔から、年上のご婦人に好かれる傾向にあったのであります。

あったのではありますが、私もとうとう今年58にもなろうという年齢になってまいりましたので、お相手の年齢もそれ相応に上がってくるわけでございます。

そしてとうとう、今回は92才です。

どうか長生きしていただきたいと願うばかりです😃

 

という与太話はこのくらいにして...

 

 

この半年ほど、公私ともにバッタバタしておりまして、一時期はしばらくの間、ネットアクセスも控えていました。

音楽を聴く余裕もなくして、オーディオからも距離をとってたり...

ブログを更新する気力も湧かず、ネタもないという状態だったのであります。

 

 

そんな私ではありましたが、なぜかオーディオ環境には、しばらく前から古いプリメインアンプが加わりました。

コイツです...

 

 

Pioneer_a505_00

 

 

 

PioneerのA-505です。

 

 

 

 

Pioneer_a505_02

 

 

 

 

しかも、私の手元には、もう一台のA-505が裸で転がっているという状況だったりします..

 

 

 

Pioneer_a505_01

 

 

 

何でこんな状況になってしまったのか、いったいジャイアンは何をしようとしているのか。

それが、今回、久々に更新するブログのテーマであります!

 

 

そもそも、なんで私のもとに、自分の娘と年齢的にさして変わらない(娘1986年製、A-505は1987年つまり平成元年リリース)ビンテージなアンプが舞い込んできたのか?

(私の娘もビンテージ?)

(平成元年リリースモデルの記事を平成が幕を閉じるこのタイミングで書いているという)

 

 

それは、オーディオを楽しむ余裕もなくし、憔悴しきっている私の姿を見かねた(色んな意味で変態的な)先輩が、「これでも持って帰って、鳴らしてごらんよ」と、気分転換のために私に持たせてくれたからなのです。

しかぁ〜し、この段階では、まだ(そして今も)このA-505は鳴っておりませんでした!

先輩いわく「これぐらい直せるっしょ!」。

電源ボタンを押してしばらくすると、カチっとリレースイッチが入る音がする。

でも、フロントパネルは一切点灯しないし、音も出ない。

再度、電源ボタンを押すと、カチッとリレースイッチが切れる音がする。

 

 

 

フム、リレースイッチの動作不良(接触不良)かな?

それぐらいなら楽勝なんだけどなぁ...

 

 

 

しかし、この見立てが甘かった!

だから、手元に2台もあるんです!😵

その辛く悲しい物語を、順を追って語っていくことと致しましょう。

 

 

 

 

自宅に持ち帰って、先ずはカバーを取り外しました...

 

 

 

 

Pioneer_a505_03

 

 

 

素人目で見て、回路的にトリッキーな事はないような感じ。

(この後、色々と経験していく中で「何じゃこりゃ」と思う部分も多々出てくるのではありますが)

 

 

まず、このアンプで特筆すべきは、230VAもある大型トランスと...

 

 

 

 

Pioneer_a505_04

 

 

 

 

12000µFもある平滑用コンデンサという...

(頭にスポンジのような樹脂パーツが載っけられているのは、基板と天板で挟み込んで振動を抑えるためらしい。基板側は樹脂で固められている)

 

 

 

 

Pioneer_a505_05

 

 

 

潤沢なパワーを備えた電源部ではないでしょうか。

(しかし、後でここでは±60V生成していることを知り、63V耐圧コンデンサという仕様にガッカリはするんですが。こういう割り切り方が随所に盛り込まれているアンプです。リリース時、49,800円と求めやすい定価設定だったのもうなずけます)

 

 

 

 

何はともあれ、先ずはリレースイッチを外してみます。

 

 

 

Pioneer_a505_06 

 

 

 

外す前に確認したところ、このリレースイッチは生きているようです。

ですが、かなり使い込まれた様子のアンプなので、ここはサクッと交換しておきましょう。

(分解清掃も考えたが、どうにも分解できなくて諦めた。安いしね)

 

 

 

Pioneer_a505_07

 

 

 

同じオムロンのリレースイッチですが、トランスルーセントになったとともに、原産地表示が日本からインドネシアに変わってます。

そう、このアンプは、日本の製造業が海外に流出する前、まだメイドインジャパンが盛んだった時代の製品なんですね。

 

 

 

 

そして、半ば当然なのですが、リレースイッチを交換しても、コイツは動かなかった。

そこで、改めてしげしげと基盤をチェックしてみたのです。

したらです、電源部の中に一ヵ所、火を噴いた跡がクッキリと残っているトランジスタを発見したのですよ。

こんな感じに...

 

 

 

 

Pioneer_a505_08

 

 

 

写真では、既にトランジスタを交換したあとですが、基盤が真っ黒に焼け焦げてるのが分かると思います。

 

 

 

なので、本体をひっくり返して、裏板を外し、残った裏板と基盤の狭い間にコテ先をツッコんで、やっとの思いでとりだしてみました。

で、取り寄せた新品との比較してみると、こんな感じ...

 

 

 

 

Pioneer_a505_09

 

 

 

 

2SA1145ですね。

さっそく、新しいトランジスタと交換です!

で、改めて電源投入!

(たぶんこの辺で、この手の修理に詳しい人には、この後の展開が読めているはずです)

 

 

 

今度はフロントパネルのライトも点灯します!

これはたぶん、問題なく動作するのでは!

 

 

 

そう喜んだのも束の間、私の本当に目の前で、見るも無惨な現実が展開されたのであります。

なんと、右chのセメント抵抗が赤く焼け始め、プシュ〜と煙を吐いたのであります!

加えて、周囲に漂う樹脂の焦げるかぐわしい匂い...

アァ、やっちまったぁ〜!!

 

 

 

 

Pioneer_a505_15

 

 

 

 

このセメント抵抗、足が3本出ているヤツでして、今となってはジャンク品からブツ取りした中古品しか流通していないものなのです。

しかもこの時、これと同じ仕様のセメント抵抗はどこにも出ていなかった...

で、色々検索していると、香港の業者が扱っていると判明。

 

 

 

で、注文して待つこと3週間。

届いたがコイツです...

 

 

 

 

Pioneer_a505_16

 

 

 

右側のがそうなのですが(今でもパチものを製造してるんですね!恐るべし中国!)、セメント抵抗が届けばそれで解決というわけではありません!

大切なのは、なぜセメント抵抗が焼けてしまったのか。

その原因を特定し、排除しなければ、また焼け切れてしまうだけなのです。

(実際、焼け切れちゃったし)

 

 

 

結果から書いちゃうと、右chの出力トランジスタがぶっ壊れてたし、抵抗も5本壊れてたし、バイアス電流を自動で調整してくれるPioneer印のICもぶっ壊れてた。

つまり右ch全損です!

他にもまだ壊れているようで、いまだにリレースイッチも入らない状態です。

この際、電解コンデンサも取り替えられるところは取り替えちゃおう!ということで、部品が届くのを待っているところです。

ついでにeBayで発注した部品(Pioneer印IC、2SA1111と2SC2591のペア)の到着も。

(たぶんGW明け到着です)

ビンテージは部品の調達が大変ですねぇ...😖

 

 

 

さて、この時の展開を冷静に考えると、どうも火を噴いたトランジスタ(2SA1145)だけを交換したことが、最大の失策だったようです。

そのために、他の壊れかかっていたパーツに負荷がかかってしまい、ついには本格的に壊れてしまった。

さらには、そのために過電流が流れてしまい、他の部品も軒並みぶっ壊すことになった。

そんな風に考えています。

そう、こういう時は2SA1145だけではなく、コンプリな2SC2705も交換しなくちゃいけない。

しかもこの基盤には、このトランジスタが5対使われているので、10個全部交換しなくちゃいけなかったんですね。

(遅きに失しましたが、既に交換済みです)

 

 

 

 

しかし、壊れてしまったっただけではつまらない!

既に、中古で入手できる価格をはるかに超えるコストを、コイツの修理のために費やしているのですが、もうここまで来れば、毒を食らわば皿までです!

直るか、直らないまでも自分が納得できるところまでいじり倒してやろうと考えています。

(勉強になりますし、何よりハンダごて片手に弄る倒す行為が楽しい!変態ですね)

しかもコイツ、結構良い感じにスピーカーを駆動してくれることを知ってしまいましたから。

壊れているにもかかわらず、なぜその音を知っているのか?

だって、何とか直したいと検索かけている時に、たまたまヤフオクで3.500円即決の電源が入るブツを見つけてしまったのですよ...

送料込みでも5Kしない。

それだったら、最悪、部品取りに使えますしね。

(実際そうした。元に戻しちゃったけど)

 

 

 

動いているブツがあるなら、もう先輩にもらったA-505は修理しなくてもよさそうなものです。

ですが、それでも修理してみたい理由があるのです。

先ずはそれぞれの製造時期...

 

 

 

 

Pioneer_a505_11 Pioneer_a505_12

 

 

 

左がヤフオクで入手したブツ。

右が先輩からいただいたブツ。

製造ロット記号やシリアルからして、先輩からいただいたブツの方が新しい。

(ただし相当使い込まれていますけどね)

 

 

 

そして、基盤の仕様がチョット違う。

先輩からいただいたブツには、ヤフオクのブツとは違う、ちょっとした改修が加えられています。

 

 

 

 

Pioneer_a505_13

 

Pioneer_a505_14

 

 

 

この他、フロントパネル裏の基盤も、仕様が変わっています。

おそらくですが、初期ロットは何らかの不具合を抱えていたのではないでしょうか。

そのためなのか、今動いているヤフオク落札ブツは、フロントパネルのインプットセレクターやトーンコントロールが機能しません。

CD DIRECTスイッチオンで、CD入力端子からの入力しか受け付けない。

まぁ、トーンコントロールとか使うつもりはないので、これはこれで十分なのですが、それにしてもメイン基板の仕様変更は気になりますよね。

 

 

 

ちなみに、ヤフオク落札ブツにも一応の手を入れて、2SA1145と2SC2705を全数交換しています。

電源回路に使われている2SA1145と2SC2705は結構発熱するので、放熱用の両面粘着シートとクールスタックを使って放熱フィンを貼り付けました。

両chに使われている2SA1111と2SC2591、計2対も結構発熱してくれるので、コイツには大きめのヒートシンクを両面粘着シートで貼り付けました。

本当はチャンとした放熱フィンを取り付けてやりたいところですが、基板上にそれを可能にするスペースがないんですよね。

(そのためかその付近のコンデンサは全てマイカです。電解コンデンサは徹底して熱源から遠ざけられて配置されています。その辺の最低限の熱対策は考慮されているようです)

下手に付けると、周囲の部品を介してGNDにショートしそうだし。

平滑用コンデンサの耐圧(63V)といい、この辺の放熱設計といい、さすが発売当時5万弱のアンプな訳なのです!

 

 

 

それにしても、これだけでも音がパリッとして、良い感じに変化しました。

なので、電解コンデンサは2台分発注してあるし、2台とも交換してやろうと思ってます。

 

 

 

目下、最大の問題は、4/26には出荷連絡のあった荷物が、いまだにネコさんのシステムでは「伝票番号未登録」で、全くステイタスが確認できないことです。

いったい私宛の荷物はどこにあるのでしょうか?

海外発注のパーツ到着に時間がかかるのは理解できますが、なぜ国内輸送で行方不明になる?

せっかく「GWは電気工作三昧だ!」と浮かれていたのに...

 

 

ビンテージってホント大変ですね!😵

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コメント

お久しぶりです。

「毒を食らわば皿まで」のくだりで、私がジャイアンさんのブログに惹かれる理由がわかりました。物事に一旦足を踏み入れたら、リスクに見合うリターンがあろうがなかろうが、最後まで見届けたい気持ちに勝てない。そんな泥臭さがかっこいいと思うのです。

そうそう!私も金をかけただけのオーディオよりも、手をかけたオーディオの方が「かわいい」と思うようになりました。今はラックスマンのアンプより、オペアンプ交換した激安デジアンがかわいくて堪りません。

> ぢるんぢるんさん

大変にごぶさたしています。
そしてコメントをありがとうございました!


我が家のオーディオ機器で、手が加えられていないブツはありません。普通に使えばいいのに、色々知っちゃうとウズウズしちゃうんですよね。
オペアンプ交換したデジアンの方がかわいくて堪らないというのは、ホント、よく分かりますわぁ〜

そうそう、今日、発注していたコンデンサ類が全部届きました。ネコで発送したと連絡があったのに、ゆうパックで届いたのには驚きましたが。ウ〜ム、送料詐欺や!w

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