ジャンクかよ!アゲイン
お分かりになるでしょうか?
左chアッテネーターの...
入力ピンが、根元からポッキリ折れてる!
なんということでしょう!💦
最初のオーナーさんの仕業ですね!
先輩は「なんかくわしく教えてくれなかったんだよね」と言ってましたが、このためだったんですね。
そりゃ恥ずかしくて、自分でピンを引きちぎっちゃったとは言いにくいよねぇ。
でも、こういう時に「なんとかしてみようじゃないか!」と俄然闘志がわくのがジャイアンなのです。
折れたピンにリードをハンダ付けし、折れた場所にタップリハンダを載せ...
何とか形だけは元に戻した。
テスターを使うと、チャンと導通はあるみたい。
で、この時、気づいたんですが、このアッテネータ8ΩBカーブなのですが...
そもそも10Ωかそれ以上の抵抗値のゲタが履かされているみたいです。
スピーカーのアッテネーターって、普通のボリュームと違うのね。
なので、ネットワークの回路図も、こういう感じじゃないかなと思います。
うん、確かにこれだとスピーカーネットワークとしての理屈がとおる。
とにかく、コイツがチャンと機能するかどうかを確認しなければなりません。
機能しないとなると、アッテネーターの復活は諦めて、ネットワークとスピーカーユニットの直結に方針を転換せざるを得ません。
サッサとアッテネーターを組み込み...
ネットワークをリフレッシュ!
今回使用したコンデンサは、Solenのフィルムコンデンサ SCR630B2.2µF(@¥501)と...
同じくSolenのSCR630V3.3µF(@¥530)...
容量の大きいところは、ParcAudioの電解コンデンサDCP-C001-15µF(@¥490)と...
同じくParcAudioのDCP-C001-33µF(@¥790)...
送料込みで、合計4,982円かかりました。
容量の大きなコンデンサもSolenのフィルムコンにしようかなぁと思ったのです、合計金額が1万を超えてしまいますし、なによりもネットワークボードにそんな大きなコンデンサを固定できる場所がありません。
なので、オリジナルと同じように電解コンデンサを使用。
しかし、今回はオリジナルとはグレードが違います。
どんな音をたててくれるんだろう?
ウヒャヒャヒャヒャ!🎵
そんでもって、サクッと左chだけ組み上げました。
そして、無事にスコーカーから音が出ていることを確認!
ヨッシャァァァァァ〜〜〜〜!💥
そうそう、このスピーカーに使われているユニットをご紹介しましょう。
まずウーファー...
何気に右chの方が、錆多いです。
そのためか、右chの方が下まで出きっていないもよう。
アンプから調整用の信号を出して確かめました。
ウーファーだけは、作業性を考えて、リードを平端子で繋いであるので、後日、ユニットを左右入れ替えてみました。
すると今度は左chの方が少し高めに聞こえる。
相対音階的に言うと、2度ほど違うイメージ。
ユニットを強制的に動かしてやれば直るかなぁと考え、ウーファーを酷使する音源の爆音再生もやらかしたのですが...
パイプオルガンのコレとか...
ティンパニーとバスドラ乱れ打ちのコレとか...
(ストラビンスキー「春の祭典」)
(コイツを爆音再生させたらお隣さんに怒られた。そりゃそうだ)
他にも低域爆音再生音源を鳴らしましたが、下も若干出るようになったかなぁ程度で、左右同レベルにはなりませんでした。
まぁ40年物だからねぇ。
スコーカーはこんな感じです。
ハンダ付けがイモだったので、やり直しました。
ツィーターはこう...
右chのアッテネーターも組み上げ...
コチラもネットワークをリフレッシュ!
ムリにオリジナルの部品を外すのではなく、それらの上に接着してやりました。
で、完成!
一部サランネットがボロボロですが、先輩宅の猫ちゃんの仕業です。
これがあるから我が家に来たとも言えます。
音を出した第一印象は...
オヤ?
低域がキレイに響くやぁ〜ん!
解像度高いやぁ〜ん!
ということは、中高域が改善されたんだねぇ〜!
充実した低域のためには、高解像度で豊かな響きの中高域が欠かせません。
そうした変化を、最初の出だしから感じました。
で、ある時、私は先輩に尋ねました。
スピーカーの音はどの位変わるだろう?って。
したら...
きっかけがあれば変わる!
そのためにはピアノのような音域やダイナミックレンジが広い曲の再生がうってつけなのですが、たまたまこの質問をした時は、ピアノ曲の爆音再生をさせたまま、家を空けた時でした。
(アルフレッド・パールのベートーヴェン ピアノソナタ集です)
先輩宅から部屋に戻ると、そりゃもうスピーカーの音が響き渡っていました。
既に変化が訪れた後でしたとさ。
特筆すべきは、ピアノの音の素晴らしさですね!
ピアノをこんなに凜々しく鳴らせた事がありません。
女性ヴォーカルも堪りませんね。
総合的にみて、高解像度で甘い音色のスピーカーになったように思います。
Bill Evans TrioのWaltz For Debbyを再生させると、お店の歓談の声や音がとてもいい雰囲気を醸し出す、そういった音をたててくれます。
この音ならば、五千円近い出費も高くはなかったです!
追記:
我が家の壁や床(私の部屋からすると屋根裏)は鉄筋コンクリート製で、ラーメン構造でないために相当に厚く、隣近所の生活音が聞こえてくることが全くないという、オーディオを楽しむためにあるような物件です。
それでも一度クレームがあったのは、窓を全開で鳴らしていたからです。
雨も降っていたから「大丈夫かなぁ」と思っていたのですが、ちょっと出し過ぎました💦
追記の追記:
スピーカーケーブル替えてみました。
もともと同軸ケーブルを使っていました。
同軸ケーブルのシールドをGNDに、信号線で音声を入れていました。
シングルエンドでスピーカー鳴らしてますから、これでいいでしょ?と思ってたんです。
ですが、私の先輩が「同軸2本使うといいよ」というので...
アンプ側はこうやって、信号線とGNDそれぞれに芯線を使い、シールドもGNDに落とすという加工。
反対のスピーカー端子側は...
見えにくいですが、シールドをシュリンクチューブで被ってGNDループを作らないようにしています。
もともとはBTL駆動用に作ったケーブルなんですよ。
で、ステレオに使った感想ですが、情報量がずっしり詰まった音になりました。
使っている同軸ケーブルも、今でも同モデルはありますが、シールドの仕様が変わっちゃってます。
私が使ってるのは、シールド材がアルミの錫メッキだったかなぁ...
載せるつもりで用意していたのを、忘れてました。
で、追記の追記。
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コメント
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NS-100Mは一時所有していたので、懐かしい気持ちで拝読しました。
最近、ジャイアンさんのブログ更新が活発になってきましたね。一方、私のブログは最近めっきり更新されていません。しかし、オーディオ熱だけは触発されています。そう、今日は通院の帰り、久しぶりにオーディオ店試聴巡りに行ってきました。近々、(私にとって)恐ろしいお値段の買い物をするかも知れません。
オーディオ熱って、伝播しますね。ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
投稿: ぢるんぢるん | 2019年7月25日 (木) 23時48分
> ぢるんぢるんさん
コメントをありがとうございます!
今月はなにかとオーディオに関係するネタが多くて、いつのまにか更新頻度が高くなってしまいました。
今も既に3つ分、ネタを抱えていますし。
来月はユックリ落ち着いて過ごしたいと思ってます。
で、何をご購入で?
ぢるんぢるんさんのブログ更新が楽しみです!
投稿: ジャイアン | 2019年7月26日 (金) 15時55分