Digione Signatureがやって来た
ドォ〜モドォ〜モ、先日、テレビを購入したついでに、勢いでDigione Signatureも購入していたジャイアンです。
家電品を買った勢いでインドで買い物するってどうなのよ?とは思ったけど、ま、せっかく金が出ていくんだし、いつかは買うと決めていましたからね。
もうこうなったら、ついでよ、ついで!
今回、Digione Signatureを購入する決め手になったのは、コイツです!
Twitterのフォロワーさんからお借りしたDigione。
コイツが来るまでHiFiBerry Digi+Proを使っていましたが、この音を聴いちゃ、もう元には戻れない!
しかしコイツは借り物。
いつかは返さなきゃならない。
だからといって、同じものを買ったんじゃ芸がない。
だったら、もっとイイものを買って、イイ音で楽しみたい思うのは当然だよね!
で、本家Allo.comから届いた。
(日本ではコイズミ無線で買うこともできる)
ハイ、ドン!
Digioneと比べると、箱の厚みが三倍くらい違う。
中身はこう!
価格は239US$。
もうHATサイズに収める気もない2枚組構成。
価格も構成も強気設定!
それぞれ役目が違うんだけど、それは後述。
で、今回、私は罠にはまった!
その罠が、こちらだ。
ラズパイとDigione Signatureに電源を供給するためのUSB Type-C/DCジャック変換ケーブルなのだけれども...
本家サイトでは、付属品の説明として
Includes 2 x DC to Type C Adapter Cables
Includes 1 x DC 5.5 x 2.5 to DC 5.5 x 2.1 Adapter
とあるのだけど、なぜかDC/DC Adaptorは届いたブツに含まれていなかった。
(検品ミスによる欠品かなと思ってた)
と同時に、コイズミ無線の情報と上の表記から、変換ケーブルのDC側は外径5.5mm/内径2.5mmだろうと推察。
だからそれ用に、DCプラグとシールド線も買っていた。
ケーブルはMOGAMI 2947 平行同軸ケーブル。
コイツを2本に割いて利用。
ココまではサクサクッと順調に進んだのだが、いざ電源投入の段になって問題発生しちゃったのね。
なんとラズパイに電源が投入されない!
ケーブルを差し替えてみると、今度はラズパイは起動するものの、音が出ない!
オイオイオイ、どういうことだよ?!
頭の中に?マークがいっぱいになり、もしかして初期不良品をひいた?と不安もよぎりましたよ。
でもね、仮にも品質検査をパスして送られてきたハズなんだ。
そうおいそれと初期不良が発生するとは思えない。
で、この時、最初の検品の時に、変換ケーブルに覚えた違和感を思い出したのだ!
アァ、そうだ!
用意していた5.5mm/2.5mm DCプラグを差した時に、1本はユルユルだった!
だとしたら、その1本は5.5mm/2.1mmなんじゃないのか?
(追記:2本とも5.5mm/2.1mmでした)
そして手持ちiPower 5Vを刺してみたら(5.5mm/2.1mm)、何事もなかったかのように音が出やんの!
どんな罠だよ!
これがDC/DC Adaptorが含まれていなかった理由だったのね。
添付物のリストぐらい入れておいてくれよ!とは思ったが、そこはインドクォリティ(笑)
たまたま手持ちに5.5mm/2.1mmのDCプラグの在庫があったもんで、結果的には事なきを得たけども、海外からブツを取り寄せる時はこうした罠もあるんですねぇ。
そうそう、今回は専用アクリルケースも購入しました。
こちらのお値段は15US$。
送料(EMS)が41.2US$。
(送料たっけぇ〜!)
結果、送料込み込みで、総額33,325円かかりました。
PayPalで支払った。
コイズミ無線で買うよりは安いけど、決済からブツが届くまで2週間かかったよ。
組み上げていった経過を、写真で紹介。
まず(埃を被ったままの)ラズパイにスペーサーを取り付ける。
その上に1枚目のカードを載せる。
コイツの役目は...
写真を見ると、ラズパイ用に給電された電力から、このカード上のレギュレーターで3.3Vを生成し、WM8805を駆動させているみたい。
ちなみに、届いたカードのシリアル番号が28なんだけど、売れてないのかコレ?
このカードの上に、さらにスペーサーを置く。
その上に、2枚目のカードを載せる。
コチラにいたっては、シリアル番号09!
売れてないんかなぁ〜(笑)
このカードのお仕事は...
コイツの上にNDKのオシレーターが載っている。
またWM8805で生成されたSPDIF、そしてGNDまでもアイソレーターチップを介して電気的に絶縁されているということらしい。
ラズパイからのノイズは、このカードには絶対に入らせません!という仕様のようです。
またオシレーターなどの各部給電ポイントにパスコンとして、これでもか!と薄膜高分子積層コンデンサも配置されてる。
どんなことがあってもノイズを混入させないぞという気迫を感じる基板になっていますね。
(そもそもオシレーターはシールドされちゃってるしね)
ココまで来れば組み上がったも同然なんだけど、私はアクリルケースも買っちゃってる。
まず、底板に付属のネジでラズパイを固定。
この時、板の裏表に注意。
間違えると、サイドパネルがはまらない。
私は間違えた(笑)
で、リア・フロントパネル、サイドパネルを配置。
(サイドパネルをはめる前に、BNCコネクターのネジを外しておくこと)
その上に天板を載せ...
四隅を付属の金属パーツで固定すれば出来上がり。
フロントビュー。
リアビュー。
サイドビュー。
肝心の音だけども、我が家のDACは3、4世代前のDACチップが使われているフォステクスのHP-A8。
今では後継機が5万ほどで手に入る、DAC付きヘッドホンアンプ。
(ただしI/Oは豊富)
使用OSは、言わずもがなのsymphonic-mpd v0.8.29。
最初の音出しから驚かされた。
第一印象は、低域が分厚い!
でもでも、よくよく聴いていくと、単に低域が分厚いんじゃなくて、全体的に情報量がかなりアップしていることが分かってくる。
さんざん聴いてきた音源を次々に再生させたのだけども、今さらながら「こんな音あったの!」と驚かされたりする。
また、音源の品質がクリアに音に現れる。
前々からiTunes Music StoreでDL販売されてるアニソンの品質には眉をひそめるものを感じることが多かったのだけども、今回、この構成で鳴らして、どうにも聴くに堪えないモノが出てきてしまった。
(どうしてCD並の品質で売ってくれないの!)
逆もまた真なりで、特にハイレゾの良音源で感じたのは、音のリアリティさ。
我が家のあり合わせ据置システムで、こんな音も出るんだと驚かされた。
また、再々引き合いに出すWaltz For Debby(ハイレゾ版)だけど、前々からピアノの音が気にくわなかった。
録音された時代が時代だし、場所も場所だから、ピアノの音を拾い切れていないのかなぁとも思っていた。
でも、Digione Signatureで鳴らすと、今までになくピアノらしい音をたててくれる。
(それでも完全に満足してるわけじゃないけどね)
また以前にも増して、店内のゲスト達がたてる歓談の声や音が、良い感じにお店の雰囲気を醸し出してくれのもGOOD!😃
さて問題は、この音はこの価格にみあうのか?
なんつったって、過去に購入したI2Sカードの中で、間違いなく最高額の部類(単体の価格で見れば最高はTerra-Berry DAC2)に入るんだもん。
下流にどんなDACをぶら下げるかによるところも大きいから、断言は難しいんじゃないかなぁとは思う。
どんなにDigione Signatureが優秀でも、下流のDAC性能以上の音は出てこないもんね。
にもかかわらずDigione Signatureは、我が家の今となっては古参のフォステクスHP-A8に秘められた潜在力を引き出してくれちゃった。
これには恐れ入りました!
まだまだ当面、DACを入れ替えるつもりはないので、これは本当に嬉しい結果。
もしマジで入れ替えるとなると、Digione Signatureの価格では埋め切れない価格差が生じるだろうしね。
そう考えると、DACを入れ替えたぐらいの効果があったと思うのですよ。
ということで、ジャイアン宅では十分にみあう価格だという結果になりましたとさ!
追記:
添付されてきたインボイスの発行元はCEM Solutions Pvt. Ltd.
Allo.comはこの会社の1部門みたい。
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