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2019年10月11日 (金)

トランジスタの音を聴く

前回からの続きで、DC-Arrowのデカップリングコンデンサに抱き合わせる小容量のコンデンサをコイツに替えてみました。

 

Transistor_01

 

メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーの0.1µFです。
コイツに替えることで、一気に音が良い感じに変化してくれました。
でもまだもうちょっと艶っぽさが欲しい!
これ以上は電解コンデンサの影響が支配的と思われるので、そちらの方を替えてみたいと思っています。

 

でもその前に...

 

 

前回果たせなかったトランジスタの交換に挑戦します!

 

現在、ジャイアンはDC-Arrowをこのように改造しているのですが...

 

Figure7

 

先ずはTR2の2SC5100を2SC4811に置き換えてみました。

 

Figure8

 

Transistor_02

 

コイツはデフォの2SC5100よりも高めのリファレンス電圧が必要なので、ツェナーダイオードも7.5Vに替えました。
あわせて、ツェナーダイオードからノイズが出ても困るので、保険として0.1µFの積層セラミックコンデンサを抱かせました。
(15Vまでは問題ないという説もありますが)

 

Transistor_03

 

ヒートシンクへの固定は、近所のDIYショップで買ってきた金具を加工して行いました。

ところでこんな工作、何の電気的な知識もないジャイアンに発想できるわけがない!
そう、今回もPassさんのお世話になっております。
(というかPassさんから『このトランジスタを使ったら音が開放的な鳴り方になった』と耳元でささやかれた)

 

ところが、この交換工作が一筋縄ではいきませんでした!💦
元からつけてある2SC5100の足が基盤にガッチリ食い込んでいるので、ハンダ吸取線とハンダごてを使ったぐらいでは外れてくれません!
(なのでコレのマネをしようと考える酔狂な方は、一から基盤を組んだ方がヨイと思います)

 

これまたPassさんの入れ知恵がありまして、基盤を万力で固定し、ヒートガンで足のハンダを溶かして、やっと外しました。
おかげで周囲のOSコンは、指先で触れないぐらい熱くなっちゃったり、一部の部品が基盤からポロっと外れたり😖
(作業の終盤にはコツを掴めて、OSコンをアッチッチさせることもなくなりましたが)

 

で、問題はその音でございます!

 

確かに2SC5100に比べると、顕著に音が違います。
今まで以上に音のヌケが良くなりました。
例えばThe Bill Evans TrioのWaltz For Debbyハイレゾ版。
演奏の背景の、店内の歓談の音も、より聞こえてくるようになりました。

 

オォ!
これはスバラシイではないか!

 

ということで、しばらくこの電源で鳴らしておりましたある日、Passさんから次なるタマが飛んできました。
コレです。

 

Transistor_04

 

2SD1415Aです。
実は事前にタマが飛んでくるのは分かっていたので、DC-Arrowを2枚、未改造のまま残してありました。
(我が家では6枚のDC-Arrowが動いています。バカです)

 

回路図的にはこうなるのですが...

 

Figure9

 

作業後はこんな感じ...
(コイツもツェナーダイオードは7.5Vです)

 

Transistor_05

 

で、しばらく慣らし運転させた上で、さっそく2SC4811と聴き比べてみたのです。
したらです、さらに解像度が高くてフレッシュな音が出てくるようになったのですよ!
バンザイ!!

 

上に例で挙げたWaltz For Debbyですが、2SD1415Aだとさらに解像度がアップします。
しかも顕著なアップです。
そのため、あくまでも演奏をマスクしない程度ですが、スピーカーにもかかわらず店内の歓談の音がさらによく聞こえます。
(さすがに地下鉄の通過音までは我が家のシステムではムリ)
今まで以上に店内の雰囲気を、美味しく醸し出してくれるようになりました。

また特筆すべき違いとして、ピアノの音が美麗です!
我が家は、据置に自分で修理したYAMAHA DSP-AX540と

 

Dspax540_01_20191011230701

 

同じくYAMAHA NS-210と

 

Center_speaker_20191011231001
(ジャイアンには珍しくコイツだけは新品購入)

 

同じく自分でレストアしたNS-100Mとで

 

Ns100m_17_20191011231001

 

音を出しています。
ですので、ピアノの音が美しく響いてくれないことには絶対に困るのです!
ですのでこの変化には、嬉しくて悶絶してしまいました!😃

 

ここまでの音は、全てsymphonic-mpdで鳴らしているAllo Digione Signatureが前提になっています。
そしてAllo Digione Signatureは、電源入力が2系統に分かれています。
そうしたこともあって、最初、後者の電源2SD1415Aはラズパイにのみ使い、Allo Digione Signatureのデジタル回路へは2SC4811を使ってみました。
純粋にデジタル回路なAllo Digione Signatureには、どちらの電源を使っても大差ないんじゃないか?と疑っていたので。

 

ところが、この考えが大間違い。
2系統とも後者の2SD1415Aを載せた電源を使った方が、私の環境では明らかに高音質なんですね!

 

もうこうなると、先に改造した3枚も2SD1415Aに置き換えたくなっちゃうわけです。
明日からの3連休は何もできませんが、連休明けにはブツを出荷してもらえるように、秋月電子通商に注文だけはしておこうと思っているジャイアンでございます。

 

なお、上記の内容はDC-Arrowの改造を薦めるものではありません。
マネをして問題が発生しても、ジャイアンは一切関知いたしません。
またDC-Arrow作者たかじんさんも一切関与していない、私一個人の実験です。
この件でたかじんさんに質問などされませんよう、よろしくお願いいたします。

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コメント

こちらのDC-Arrow改造による音質の変化はとっても興味深いですね。
デカップリングコンデンサーへのコンデンサー裏打ちは経験が有りますが、ダーリントントランジスタは使用経験が無いので新鮮です。
取りあえず私も変更用のパーツを準備しようかと思ってしまいました。

ジャイアンさん

いつも私の思い付きにお付き合い頂いたうえ、楽しいブログにして頂きありがとうございます。
お好みの方向に変化があったようでなによりです。

ダーリントントランジスタは一段めのB-E⇒2段目のB-Eと2段階にベース電流が流れるので、ベース-エミッタ間の電圧降下が通常のトランジスタより大きくなります。その分、リファレンス電圧を高くする必要がありました。
事前にお伝えするのを失念してお手間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした。

ta_syumiさん


コメントをありがとうございます。
DC-Arrowでトランジスタを変える改造を加えて使っている人は、たぶん他にはいないと思います。
かくいう私も、人からアドバイスを受けて行ったわけですが(笑)


ラズパイの出音品質への影響は大です。
交換作業には少々手こずりますが、出費も大したことはない割には効果は高く、コスパの高い試みだとは思いますよ。

Passさん


こちらこそいつも面白いアイディアを提供いただき、感謝感激雨あられです!
リファレンス電圧を高くする必要があるってのは盲点でしたが、失敗があってこそ大いに学べるってもんです。少々回り道はしましたが、いい勉強になりました。
しかし電源のトランジスタ1つでここまで音が変わるとは!本当にいい経験を積ませていただきました。
今後も色々とご教示ください!

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