Topping D90がやって来た
最近のジャイアンの悩みの一つに「symphonic-mpdのバージョンによる音の違いが分かんねぇ〜!」というものがあります。
以前はバージョンアップの度に「オ!いいじゃぁ〜ん」とその違いが聴き取れていたのですが、いつの間にかバージョンアップ時のそういう驚きがなくなっていました。
いよいよ私のクソ駄耳では聞き分けられない領域にsymphonic-mpdはいってしまったのか...
と、その事をとある人に語ったならば「そろそろジャイアンの環境は頭打ちを生じているのかもしれない」とアドバイスを受けたのであります。
んじゃ、その頭打ち状態を打ち破るにはどうすれば良いのか?
いっそDACを替えちゃうのはどうでしょう?
というお話になりまして、ジャイアンの嗜好性を考えるとAKMのAK4499搭載DACがいいんじゃないかとアドバイスされたのであります。
曰わく、ジャイアンは低音厨だから、低域の張り出しがあるAK4499オススメじゃん!
という訳で、密林地帯でAK4499を搭載したTopping D90(MQAじゃない方)を注文したのであります。
AK4499について詳しく知りたい人はこちらを...
驚異のS/N 140dB“極限を超えた”旭化成エレの新DAC「AK4499」の秘密
と本題に入る前に、今までのジャイアンの環境をサラッとおさらい。
上流にはAllo Digione Signatureを載せたRPi4。
その下流には既に発売から7年経っているFOSTEX HP-A8。
さらに下流にプリメインアンプとしてSONY TA-DA7000ES。
スピーカーにはSONY SS-7330Aという布陣です。
このシステム、私はいたく気に入っておりまして、もうこの音があれば、あの魑魅魍魎が跋扈するI2S→HDMI出力の世界に足を踏み入れなくてもいいんじゃないかと本気で考えておりました。
I2S→HDMI変換環境の準備だけは途中まで済ませておきながら...
したら、突然降ってわいた特別給付金の支給です。
あぁ、お国は我に「オーディオ沼に一歩踏み込んでしまぇぇぇ〜」と言っているんだな、と勝手に解釈いたしまして、最近はもっぱら中流域のアンプと最下流のスピーカーばかりいじってきたのですが、今回はそのさらに上流のDACを替えてみたというお話です。
ほんで届いた荷物がドン!
注文してから八日目。
くっちゃくちゃの袋に入って、それは届きました。
中の箱はこう...
箱の四隅はボッコボコです(笑)
その箱の中身はこう...
取説には日本語の説明も入っているんですが、これがいかにも怪しい翻訳。
「Auto power on & off setting」が「自動開閉機の設定」って何だよ!
そこは「オートパワーオン・オフの設定」でいいじゃん!
おおむね意味の通る翻訳ではあるのですが、ところどころ「おや?」と思うところがあります。
そうそう、そのイタイ翻訳で私は躓いたのですが、本機の設定画面に入るにはフロントパネルの「多機能ボタン」を押しながら、背面の電源ボタンで電源を投入する必要があります。
コレ、何気に「ワナ」です(笑)
本機のフロントパネル...
本体チッチャ!
容積にしてHP-A8の1/4くらいしかありません。
左側が多機能ボタン。
右側はボリュームボタン(設定画面に入るとメニュー移動ボタンとして機能)。
(私はDACモードに設定してボリュームを使っていません。その方が音がいいそうです)
リアパネル...
RCAはそのままSONYのTA-DA7000ESへ。
XLRはヘッドホンアンプのHeadRoom Balanced Ultra Desktop Amp(通称BUDA)に繋いでいます。
本機にはAK4499が搭載されていることと、デジタル入力にIIS入力があることが、Topping D90を購入した決め手です。
その他、Bluetooth 5.0が搭載されていることもウリになっていますが、私はこの機能を「設定画面」で殺しています。
Facebookでのアドバイスで知ったのですが、このBluetooth機能が出音に影響を与えるようです。
実際に聴き比べてみましたが、Bluetooth ONだと音がにじむように感じます。
で現在、このような設定で鳴らしています。
ハイ、IIS入力を使っているんですねぇ。
この辺のお話に興味がある人も多いかと思いますが、それはまた次の機会とさせていただきたいと思っています。
で、肝心の音です。
比較対象はAK3399を載せたFOSTEX HP-A8です。
HP-A8と比べると、明らかに低域の量が多いです。
しかもしっかりと締まっておりまして、しっとりとした響きも持っています。
まぁここは狙ったどおりかなと。
欲を言えば、もっと響きに深みが欲しいかなと思っています。
この辺については次なる作戦を立てておりまして、その内、ブログにアップします。
中高域、特に中域の張り出しがいいですね!
難を言えば「高域」がもっと美味しく鳴ってくれれば言うことなしかな。
(スピーカーとヘッドホンの両方で試しました)
この辺も、次なる作戦でオイシイ方向に変わってくれればと期待しています。
旭化成のフラッグシップDACチップAK4499を搭載して77,000円というプライスタグは、かなり魅力的ですね。
DACチップで音が決まるわけではありませんので、手放しで「高級オーディオ機器の音だ」とは申せませんが、コストパフォーマンスの高い音と言えるのではないでしょうか。
そうそう、最後の最後に難を言えば、リモコンが密林地帯のアレに似ていて、よく間違えます(笑)
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AK4499搭載DACを入手ですか、うー羨ましいですぅ!
レベルは違いますが、DC-Yarrowを導入してからTerra-Berry DAC2 の出音がやたら良いなーと感じていたのです。なのでAK4499は気になっていました。
ここからの展開も有りみたいなので、期待して続き待ってます。
投稿: ta_syumi | 2020年7月11日 (土) 22時23分
>ta_syumiさん
コメントありがとうございます!
実はこのネタ、あと三回は続く予定です。
実は音に関しては「コイツもっとできる子のハズ」と思ってます。
あのAKMのハイエンドチップですよ。
すでに十分にコスパの高い音だとは思っていますが、こんなんじゃ私の中の妄想が満足を許しません。
しばらく素の音を楽しんだ後、開腹する予定です。しかも二度。すでに第一弾のパーツは発注済みです。
乞うご期待!
投稿: 本気でお馬鹿なジャイアン閣下 | 2020年7月12日 (日) 00時14分