NASの聴き比べ
ドォ〜モドォ〜モ、大変にお久しぶりの更新です。
今回は、アイ・オー・データさんのオーディオ用NAS Soundgenic HDL-RA2HFを購入したので、従来から使っている自作NASと音を聴き比べてみました、という内容でございます。
従来から使っている自作NASはこんな感じ...
Raspberry Pi 3Bに256GBのUSBメモリを刺し、OpenMediaVaultを走らせています。
256GBのメモリで、私のライブラリーはほぼカバーできちゃってます。
これにDC-Yarrowから5Vを給電して使っていました。
ちなみにブラウザから見た操作画面は、こんな感じ...
NASを設定するのに最低限の知識は必要ですが、非常に使い勝手はヨイと思っています。
対してHDL-RA2HFは...
巷に情報はワンサカあるので、詳しくはそちらに譲ります。
ちなみにたかじんさんもブログで取り上げられております。
IOデータのオーディオ専用NAS 「Soundgenic」
とても分かりやすい内容です。
詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
さて、この度HDL-RA2HFを購入した動機は、従来から使ってきた自作NASの音は本当にイイものなのだろうか?という疑問を解消したかったからです。
ただそれだけの動機で、三マソ弱を払いました。
それだけ、自分の自作NASに対して密かに自信をもっていました。
今まで電源をいじる度に、音質が明らかに向上するさまがハッキリ聴き取れましたから。
でも、市販のNASと比べてどうなんだろう?と、ずっとそんな疑問を持っていたのですよ。
当初はSynologyやQnapなどの汎用品で試してみようと思っていたのですが、アイ・オー・データからHDL-RA2HFが出ていることを知って、アッサリと方針を転換。
オーディオ用と銘打っているものが比較的安価に出ているのに、わざわざ汎用品を選ぶ理由はありませんよね。
セットアップは、とっても簡単。
Wi-Fiのポートにぶら下げて、「fodata Music App」という専用アプリを、スマホかタブレットにインストールして、必要な項目をタップするだけです。
(純粋にNASとして使う分には、この専用アプリさせ必要ありません。LANにぶら下げるだけです)
で、エージングもそこそこに、さっそく自作NASと音を聴き比べ。
使ったプレイヤーはSymphonic-mpd v1.0.10 AoE β12で、使用HATはSabreBerry32。
SabreBerry32からI2Sを取り出し、HDMIに変換させてIISでTopping D90に入力させました。
この状態で、ShantiのBorn To Sing(ハイレゾ版)を再生。
結果、私の駄耳で聴き取れた違いは...
HDL-RA2HFからの再生音の方が、チョット音硬め
曲によってはチョットうるさく感じる
三曲目のKilling Me Softly With His Songなどは、低域の再生力は、明らかに自作NASの方が上
全般的に、自作NASの音の方が好ましく感じられる
といったものです。
違いといってもそんなに顕著なものじゃなくて、じっくりと聴き比べてみてやっと分かる程度の差なんですけどね。
とは言っても、HDL-RA2HFの音も大変に良いもの。
自作NASのストレージ容量が限界だったこともあるし、せっかく三マソ近くも払ったんだから、HDL-RA2HFを今後は使っていこうと思っています。
そうそう、HDL-RA2HFには背面にUSBポートがありまして、外部USB-DACと直接接続させて、ネットワークプレイヤーとして利用することもできるようになっています。
私の持っているTopping D90がまさにそれ用の仕様をもっておりまして、fodata Music AppからOpen Homeのレンダラーとして登録してやりました。(この作業には専用アプリが必須です)
そしてfodata Music Appから直接音楽再生ができるようになったのですが...
音質的にはSymphonic-mpd v1.0.10 AoE β12の方が表情豊かに感じられます。
fodata Music Appから再生させた音は、全く聴き疲れを感じさせない優しい音で、これもとてもいいのですが、私の好みの音はSymphonic-mpd v1.0.10 AoEの方かなぁ。
さてさて、以上のような流れで、今後の我が家のNASにはHDL-RA2HF君に鎮座していただくことになったのですが、自作NASの方が音質的にちょっとだけ優れているという事実も、ナントカできるものならナントカしてみたい。
という訳で、HDL-RA2HF付属の12V ACアダプターをナントカしてみようかなと思っています。
具体的には18VのACアダプターを用意し、HDL-RA2HFとの間にゴニョゴニョな電源基板を挟んで12Vにして給電してみようかなと。
やっぱり電源、大切。
これで音が少しほぐれてくれたら、言うことないんだけどなぁ...
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コメント
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私もこちらのNASは気にはなっていたのですが、実際のところどうなのかなーと思いスルーしていました。
ジャイアンさんの評価を見まして、ああやっぱりなと思ったのですが、「ゴニョゴニョな電源基板」まで読んで思わずニヤリとしております。
DC-ArrowからDC-Yarrowへ改造後の激変ぶりに腰が抜けそうになった経験は忘れていないので、色んな意味で期待しています。
投稿: ta_syumi | 2021年1月28日 (木) 11時44分
ta_syumiさん
コメントをありがとうございます。
この製品、昨年11月ぐらいから実売価格が三万を切っておりまして、よりお求めやすくなっています。NASとしてみれば足りない機能ばかりですが、オーディオ用と割り切れば必要にして十分だと思いますよ。
コイツ用の電源には人に作っていただいたFF電源を当てています。DC-Yarrowの12V版を作れば面白いネタになるとは思いましたが、またパーツと情報を集めつつ一から作るのが面倒くさくなり、とてもマイナーなFF電源に走ってしまいました。このFF電源、大人の諸事情で写真もアップできないので、ブログネタにできないのが残念なところです。
で、肝心の「FF電源を当てて音が変わったのか?」ですが、若干音がほぐれたかなぁというプラシーボ的な変化しか感じ取れませんでした。これならデフォルトのACアダプターでもいいんじゃないかなと思います。
投稿: 本気でお馬鹿なジャイアン閣下 | 2021年1月28日 (木) 17時32分